低用量ピル

中だししても子供が出来ない方法ってあるの?妊娠しなくてすむ方法を教えて!

「中だしをしてみたいけど、妊娠したくない」または「妊娠させてくない」あなたは今、そうお考えではありませんか?中だしをしてみたい、もしくは彼氏に中だししたいと言われたけど、妊娠するのは絶対に嫌だ。

もし中だししても妊娠しない方法があれば理想的ですよね?

そんなあなたに朗報です。

かなり効果の高い避妊方法がいくつか存在します。

日本では、ほとんどの方がコンドームを利用して避妊を行なっていますが、コンドーム以外にもいくつも方法があります。今回は各避妊方法の避妊率・メリット・デメリットについて説明していきます。

中だしする場合の避妊方法について理解して、より良いセックスライフのためにこの記事がお役に立てば幸いです。

リズム法(萩野式)

リズム法は女性の月経周期をもとに妊娠しやすい日と妊娠しにくい日を予測し、性行為を行う方法です。具体的には「次の月経の12日前から16日前が排卵期である」とし、その前後数日の性行為を避けます。

生理周期に関する発見をした医者の名を冠して「荻野(オギノ式)」と呼ばれることも多いです。

避妊率

避妊率は理想的な使用で95%一般的な使用で76%です。アメリカの研究では、リズム式を使用して1年間で女性が妊娠する確率は、理想的に使用した場合は5%、一般的に使用した場合は24%となっています。

メリット

メリットは手軽さです。リズム法では生理周期に合わせて性行為をするだけのため、道具などは必要なく、コストは0です。そして副作用は当然ありません。

デメリット

避妊失敗率の高さ

デメリットは避妊失敗率の高さです。一般的な使用では避妊失敗率24%となっており、1年間に約4人に1人が妊娠することになります。リズム法は避妊方法ではないとする声もあります。

生理不順の女性は使用できない

生理周期はずれると、思わぬタイミングで排卵が起き、妊娠に繋がる可能性があります。

これまで一度でも生理不順で生理周期がズレたことがある女性がリズム法を利用するのは非常にリスクが大きいです。

生理が規則正しく、今まで生理不順が一度もないという女性以外はリズム法の利用は避けるべきでしょう。

有効な期間が限られる

リズム法では排卵予定日の前後数日は性行為を控える必要があります。(コンドームなど他の避妊方法を利用すればその限りではありません)

リズム法は年中有効というわけではなく、月に数日は中だしを我慢する必要があります。

IUS(ミレーナ)とIUD(子宮内避妊用具)

引用:生理は“健康の証”ではない。生理をコントロールする「IUS」について宋美玄先生に教えてもらった

IUS(ミレーナ)は子宮内避妊器具の1つで、写真のような器具(リングと通称されます)を子宮内に入れる方法です。

リングにはピルにも入っている黄体ホルモンが付加されており、1度挿入すると最長5年間という長期に渡る避妊効果が得られます。黄体ホルモン以外は付加されていないため、ピルの服用が難しいリスク因子がある方でも利用可能です。

IUS(ミレーナ)についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もがおすすめです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

関連記事:https://pill.online-medicine.or.jp/wp-admin/post.php?post=1972&action=edit

IUS以外の子宮内避妊具にIUDというものもあります。IUD(子宮内避妊具)とIUSは非常に似ています。IUDも子宮内に入れてリングに付加された薬剤が妊娠を防止する仕組みです。

IUSには黄体ホルモンを付加されている一方で、IUDはその他の薬剤が付加されている点が異なります。その結果、IUSは経血が減少することが多い一方で、IUDは経血の量が増えることが多いです。

避妊率

IUSの避妊率は99.8%。ミレーナを使用して中だしをして性行為を1年間続けた場合の妊娠確率は0.2%です。なお理想的な使用の場合も、一般的な使用の場合も避妊率に変わりはありません。

IUDの避妊率は理想的な使用で99.4%、一般的な使用で99.2%です。かなり効果は高いですが、IUSには少し劣ります。

メリット

IUS、IUDは避妊効果が他の避妊方法と比べて極めて高いです。後述するように低用量ピルは飲み忘れてしまう女性が一定数いるため、一般的な使用の避妊率は91%です。

一方でIUS、IUDは1度子宮内に入れてしまえば、定期検査を受ける以外にやることがないため、飲み忘れなど人為的なミスによる妊娠がありません。

その結果、99.8%と非常に高い避妊率を誇ります。

デメリット

IUS、IUDのデメリットは挿入後、数日間の下腹痛・出血・腰痛などの副作用が発生することがあることです。数ヶ月間の不正出血が発生することも珍しくありません。

またIUSが脱出してしまう可能性があるため、定期的なエコー検診が必要になります。

さらに万が一IUSの使用中に妊娠した場合には、子宮外妊娠や感染性流産が起きやすいことに注意が必要です。

他にも子宮の壁に入りこんで、穴を開ける可能性があります。

低用量ピル(OC)

低用量ピルは避妊を主目的としながらも、様々な効果をもたらします。生理の1日目〜5日目の間に服用を開始し、1日1回1錠を28日間連続で服用します。非常に手軽で効果的な方法です。

避妊率

低用量ピルの避妊率は薬剤の種類によっても異なりますが、理想的な使用で99.7%一般的な使用で91%です。低用量ピルを忘れずに飲んでいれば、非常に高い避妊率を誇ります。しかし飲み忘れる方が多いため、ピル使用者が中だしをしていると、約1割の方が1年後には妊娠している計算です。

メリット

低用量ピルには避妊ができるだけでなく、以下の症状を改善する効果があります。

  • PMS
  • ニキビ
  • 生理痛
  • 生理不順
  • 月経過多
  • 子宮内膜症

そして低用量ピルは1日1回1錠飲むだけのため、気軽にはじめることが可能です。

また月の費用は2,000円〜3,000円で済みます。飲み会1回分の費用で、妊娠するリスクを0.3%以下に減らすことができることを考えれば、コストは低いです。

デメリット

低用量ピルを服用すると最初の数日間は吐き気むかつき頭痛むくみなどの副作用が発生することがあります。

また中には血栓症のリスク因子がある方など、ピルの服用が向いていない方もいるため、注意が必要です。さらに飲み忘れるリスクもあります。自分は飲み忘れないと思う方もいるかもしれません。

しかし理想的な使用で99.7%の避妊率が一般的な使用では91%にまで下がっています。それだけ飲み忘れてしまう方が多いということです。

飲み忘れないように工夫しましょう。

避妊に失敗したらアフターピル

避妊に失敗してしまった場合にはアフターピルを服用しましょう。アフターピルは緊急避妊薬と呼ばれ、中だしをしてしまった後でも規定の時間内に服用することで、高確率で避妊が可能です。

避妊率

薬剤によって異なりますが、72時間以内の服用で効果が期待できる代表的なアフターピルである「ノルレボ錠」の避妊率は98.7%です。

なお120時間以内の服用で効果がある「エラ」というアフターピルもあります。避妊率は同程度です。

メリット

アフターピルのメリットは中だし後でも有効なことです。これまで紹介してきた避妊方法はどれも中だしをする前に行う必要がありました。

しかしアフターピルであれば、中だしをしてしまった後でも非常に高い確率で避妊ができます。

デメリット

アフターピルのデメリットは少し値段が高いことです。低用量ピルなら1ヶ月で2,000〜3,000円で、その期間は妊娠する可能性はほとんどありません。

一方でアフターピルは1回で、5,000〜1万数千円します。普段はコンドームなどで避妊している方が、誤って中だししてしまった際に利用するのには便利ですが、常用には向いていません。

避妊するなら低用量ピルがおすすめ

本記事では様々な避妊方法を紹介してきました。様々な種類があって迷ってしまう方もいるかもしれませんが、1番おすすめなのは低用量ピルです。

すぐに処方してもらえるうえ、費用も安く、高い効果が期待できます。そのうえ避妊だけでなく、PMSの軽減など様々な効果があります。

飲み忘れにだけは注意する必要がありますが「夜に歯を磨いたら必ず飲む」というように、生活習慣に紐付けて飲むようにすれば、飲み忘れないでしょう。

ただしピルでは、性感染症を防止できないことには注意が必要です。

当院ではピルとアフターピルの対面処方とオンライン処方を行っています。興味がある方は下記ボタンからご連絡ください。