避妊

【衝撃事実】コンドームの避妊率は100%ではない事実

「コンドームを使用していれば妊娠することはない」そう思っていませんか。

実はコンドームの避妊率は100%ではありません。

アメリカ疾病予防管理センターによれば、一般的な使用方法でコンドームを1年間使用した場合の妊娠率は13%といわれています。

そこで本記事では、コンドームの避妊率の事実とおすすめの避妊方法ついてご紹介していきます。「まだ妊娠したくない」と思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

コンドームは日本で一番行われている避妊方法

一般社団法人日本家族計画協会の2016年の避妊方法別の調査によれば、日本で1番行われている避妊方法はコンドームでした。

第1位:コンドーム 82.0%、

第2位:性交中絶法(腟外射精)19.5%、

第3位:オギノ式 7.3%、

第4位:ピル(経口避妊薬)4.2%、

第5位:IUD (子宮内避妊具)0.4%

引用:日本の避妊方法から考える

コンドームは82%と、他の避妊方法に比べて圧倒的に多く利用されています。

コンドームは正しい装着方法で初めて避妊効果が得られます。オランダなどでは性教育の一環としてコンドームの使用方法を教えますが、日本ではコンドームの使用方法は教えられないため、正しい使用方法が得られていない可能性があります。

それでも厚生労働省によれば日本の1955年の人口妊娠中絶数が117万件で、2015年の中絶数が17万件だったことを考えれば、中絶数は大幅に減少しています。望まない妊娠は減っているといえるでしょう。

一方で女性主体で避妊ができるピルは第4位。1999年に日本ではじめて承認されてから、2017年までに18年ほど経過していますが、使用率は4.2%。ピルは女性主体で利用できる避妊方法として海外では人気ですが、日本の女性にはなかなか受け入れられていないのが現実です。

 

コンドームの避妊率は完全ではない事実

アメリカ疾病予防管理センターによれば、コンドームの避妊率は一般的な使用では1年間使用した際の避妊率は87%です。

Typical use failure rate: 13%

日本語訳:一般的な使用による失敗率13%

引用:Contraception

またイギリス国民保健サービスは、コンドームの避妊率は82%だとしています。

Typical use: around 82% effective.

日本語訳:一般的な使用:約82%

引用:How effective is contraception at preventing pregnancy?

このようにコンドームを普通に利用しても、少なくとも10%ほどの失敗率があります。1年後には10人に1人は妊娠してしまうということです。

そこで気になるコンドームの以下の意外な事実についてご紹介します。

  • コンドームとその他の避妊方法の避妊率比較
  • コンドームで起こりうる避妊の失敗例
  • コンドームはなぜ日本で1番浸透しているの?

それでは早速見ていきましょう。

コンドームとその他の避妊方法の避妊率比較

コンドーム以外に避妊方法には様々なものがあります。それぞれの避妊方法と一般的な使用をした場合の避妊率は以下の通りです。

避妊方法 避妊率
低用量ピル 93%
コンドーム 87%
殺精子剤 79%
ペッサリー 83%
IUD 99.9%
避妊パッチ 93%
女性用コンドーム 79%
オギノ式 77%

参照:Contraception

他の避妊方法と比較してもコンドームの避妊率は高くありません。

また医師と患者をむすぶメディカルサービスの「イシコメ」によれば「コンドームの避妊で失敗したケースはありますか?」という質問に対して49%の人が「たまにある」と答えています。

このようにコンドームの安全性を過信するのは危険です。

コンドームで起こりうる避妊の失敗例

コンドームを精子が通過することはありません。それなのにどうしてコンドームを使用して避妊に失敗してしまうのか疑問に思う方もいるでしょう。コンドームを利用する上でのよくある失敗は以下のようなものがあげられます。

  • コンドームの破損
  • 精液の漏れ出し
  • コンドームをつけるタイミングが遅かった
  • コンドームの装着方法が誤っていた
  • 失敗したときに正しい対処法がわかっていなかった*

※コンドームの使用に失敗した場合は、洗ったりしても意味はありません。アフターピルを処方してもらいましょう。

気をつけていても、このような失敗を100%防ぐことはできません。そのためコンドームの避妊率は87%なのです。

コンドームはなぜ日本で1番浸透しているの?

それではなぜコンドームの避妊率が高くないにもかかわらず、日本ではコンドームが推奨されているのでしょうか?

大きな理由の1つは、コンドームは性感染症を防ぐことができるからです。ピルやその他の避妊方法では妊娠は防げても、性感染症の感染を防ぐことはできません。性器同士の接触を防ぐことができないからです。

一方でコンドームを使用すれば、性器同士が直接接触することを防げるため、性感染症の防止に役立ちます。コンドームは避妊を目的というよりも、性感染症を防ぐ目的で推奨されているものだと理解しましょう。

 

海外でのピル普及率

日本でのピルの普及率はたった約4%ですが、海外ではピルが一般的に使用されています。日本と例として各国のピルの使用率を比較していきます。

国名 ピルの使用率
アメリカ 13.7%
フランス 33.1%
イギリス 26.1%
ドイツ 31.7%
イタリア 19.1%
カナダ 28.5%
日本 2.9%

参照:Contraceptive Use by Method 2019

アメリカは意外と使用率が高くないと感じた人もいるかもしれませんが、それでも2019年の調査によれば、日本の4倍以上の女性がピルを使用しています。

そして北・東ヨーロッパの国は日本の約10倍程度の使用率です。海外ではピルが日本と比べて圧倒的に普及しています。世界的にみれば、ピルを使用するのは一般的だといえるでしょう。

 

一番安心なのはピルとコンドームを併用すること

ピルの避妊率は服用を忘れさえしなければ、99.9%だと言われています。そのため避妊のみを考慮するのであれば、ピルさえ飲んでおけば問題ありません。

しかし1番安心なのはピルとコンドームを併用することです。ピルをコンドームと併用すれば、「ピルで妊娠」を「コンドームで性感染症」を防ぐことができます。

国内でのピルの普及が世界と比べても、異常に遅いのはピルの副作用が怖いと感じている方が多いからです。海外では薬局で普通に売られていることも多く、副作用を過度に恐れる必要はありません。

ピルを服用することで、吐き気などの軽度な副作用が発生することありますが、2、3ヶ月程度でおさまることがほとんどで、重篤な副作用が発生する可能性は低いです。

ピルの重篤な血栓症として有名なのは血栓症ですが、血栓症の副作用が現れるのは1万人に1人程度で割合はなかり低く、初期症状で発覚すれば重症化することはほぼありません。

 

ピル服用の際は医療機関に相談しましょう

ピルは海外では薬局でも販売されており、副作用の心配も少ないです。そのため通販などで購入しようと考える人もいるかもしれません。通販で購入したピルは偽物の可能性があるため、おすすめできません。

ピル服用希望の際は必ず医療機関に相談しましょう。

現在は気軽にピルをはじめられるように、オンラインで簡単に処方できるようになりました。ピルに興味がある方は、オンライン診療も利用してくださいね。