「4Dエコーでダウン症ってわかるの?」
そのようにお考えではありませんか?
妊婦検査のエコー検査では異常がなかったけど、もし4Dエコーでダウン症がわかるなら不安ですよね。
結論から申します。「4Dエコーでダウン症の胎児の特徴はわかります。」
本記事では現役の医師が「なぜ4Dエコーでダウン症がわかるのか」「4Dエコーでわかるダウン症の特徴」を詳しく説明します。
また「胎児を確実に検査する方法」をご紹介するので、胎児がダウン症かどうか心配する必要がなくなります。
今回はなぜ4Dエコーでダウン症がわかるのか、4Dエコーでわかるダウン症の特徴、胎児を確実に検査する方法を解説します。
本記事であなたの悩みを解決できると幸いです。
目次
4Dエコーでダウン症はわかる?
(4Dエコーの写真)
4Dエコーでは胎児の様子を立体的にリアルタイムで見ることができるため、妊婦検査で用いられる2Dエコーよりも胎児の顔の特徴を確認しやすい検査です。そのため胎児の顔にダウン症の特徴があるかどうか判断しやすいです。
(2Dエコーの写真)
4Dエコーは妊娠の時期によって検査に適した場所が変わります。24周以前ではあれば胎児の全身を確認でき、26周〜32周では顔の特徴を確認するのに最適とされています。そのため検査目的ではなく赤ちゃんの表情や動きを見るために、4Dエコーを行われる方も多いです。
通常妊婦検査で行われる2DエコーではNT(首の後ろのむくみ)や羊水量、顔の特徴の確認ができます。しかし2Dエコーでは平面的に胎児の静止画を確認するため、顔を細く見ることは難しいです。
また3Dエコーは胎児を立体的に検査することはできますがリアルタイムで動きを見ることができないため、胎児の顔の細かい特徴や表情を確認するには4Dエコーがより適しています。
しかし4Dエコーで細かい顔の特徴を見ることはできますが確実な検査ではありません。エコー検査だけではダウン症の疑いを確認することはできますが、判定を出すことできません。
4Dエコーでわかるダウン症の顔の特徴とは?
4Dエコーで確認しやすいダウン症の顔の特徴をご紹介します。

耳が小さい
ダウン症の胎児は健常な胎児と比べて耳が小さいことが特徴です。耳が潰れていることや、耳たぶがないことより小さく見えやすいと言われています。また健常な胎児よりも耳の位置が低いことも特徴の1つです。
耳の大きさは通常の妊婦検査で行われるエコー検査では確認するのが難しく、4Dエコーで赤ちゃんを立体的にみることで発見されやすいです。
鼻が低い
鼻が低くなることもダウン症の胎児によく見られます。ダウン症の胎児は鼻の骨が短い、または欠損してる場合があるので、鼻が低く見えると言われています。4Dエコーでダウン症の胎児を見ると、鼻が低いケースや鼻の骨が見られないケースがあります。
口の形がはっきりしていない
ダウン症の胎児は口の形がはっきりしてなく、唇が曖昧であることが多いとされています。口元の形は通常のエコー検査では確認しにくいため、4D検査を用いることがより適しています。
二重で目がつり上がっている
ダウン症の胎児は遺伝に関係なく、二重で目がつり上がっているのが特徴です。目元の確認は通常のエコーは適しておらず、4Dエコー用いるとより鮮明に見ることが可能です。
胎児を確実に検査する方法はある?
4Dエコーではダウン症の疑いを調べることができても、確実な検査をすることはできません。そのため胎児を確実に検査するには出生前診断を行う必要があります。出生前診断とは高精度で胎児の検査を行うことができ、種類によっては妊娠早期から行うことが可能です。
例えばNIPT(新型出生前診断)は陽性的中率99%あり、母体の血液を使って検査するので胎児にリスクがなく受けることができます。またNIPTで陽性と判定されると、確定検査である羊水検査や絨毛検査で100%の陽性的中率で判定が可能となっています。
特別な条件なしで出生前診断を受けれる病院は多くあるので、気軽に検査ができます。
メディオンクリニックでは出生前診断を行っている病院を無料でご紹介しています。お気軽にご相談ください。

4Dエコー ダウン症 まとめ
今回は4Dエコーでダウン症がわかる理由、4Dエコーでわかるダウン症の特徴、胎児を確実に検査する方法について詳しく解説しました。4Dは通常のエコー検査に比べよりはっきりと顔の特徴や身体的特徴を確認できるものですが、確実にダウン症と判定することはできません。もし心配な方は一度出生前診断の無料相談をすることをおすすめします。
メディオンクリニックでは出生前診断を行っている病院を無料でご紹介しています。お気軽にご相談ください。