高齢出産のリスクとは?高齢出産のリスクを下げる方法を解説します

出生前診断

高齢出産のリスクって何だろう?
そのようにお考えではありませんか?

高齢出産はリスクがあるって聞いたことがあるけど、どれくらい危険か分からないと心配ですよね。

本記事では現役の医師が高齢出産の年齢、高齢出産のリスク、初産と高齢出産の関係について詳しく解説します。

また高齢出産のリスクを下げる方法をご紹介するので、高齢出産についての心配を解決できます。

今回は高齢出産の年齢、高齢出産のリスク、高齢出産と初産の関係、高齢出産のリスクを下げる方法を解説します。

高齢出産の理解に本記事がお役立てれば幸いです。

高齢出産って何歳から?

高齢出産って何歳から?

一般的に35歳以上の年齢の女性が出産することを高齢出産と呼びます。近年では晩婚化が進んでおり、高齢出産は身近なことと考えられています。2016年に生まれた赤ちゃんの30%が高齢出産で生まれてきたという調査結果も出ています。

高齢出産のリスク

高齢出産のリスク

高齢出産には様々なリスクが存在します。今回は高齢出産の4つのリスクについて詳しく解説します。

  • 流産
  • 胎児がダウン症になる危険
  • 母体のダメージ
  • 難産

流産

高齢出産は流産の確率を大きく上昇させます。35歳まで20%以下の流産率は、35歳〜40歳までの間に40%まで上昇します。つまり40歳をこえての出産は約半数が流産することになります。

年齢と流産率のグラフ            (参照:医療法人明日香会)

高齢出産で流産が起きやすくなる原因は、加齢による老化で卵子の形成がうまくいかなくなり、染色体異常を持った卵子が生まれるためと言われています。染色体異常を持った卵子が精子と受精をすると、流産する可能性が高くなります。そのため高齢出産は流産を引きおきしやすいです。

胎児がダウン症になる危険

出産の年齢が上がるとダウン症のような染色体異常がある胎児が誕生しやすくなります。

20代はダウン症の胎児ができる確率は0.1%以下ですが、30代になると0.1%〜0.8%まで上昇します。また40代での出産になると1.0%以上となり、100人に1人よりも高い確率でダウン症の子供が産まれます。

母体年齢ダウン症の確率
20歳0.08%
30歳〜39歳0.1%〜0.8%
40歳〜49歳1%〜9%

ダウン症は染色体異常が起きることによって発症します。加齢による老化で卵子の形成に異常が起き染色体に異常をもつ卵子が生まれ、その卵子が精子と受精することでダウン症の胎児が誕生します。そのため高齢出産はダウン症の胎児が誕生するリスクが高いです。

ダウン症と高齢出産の関係とは?ダウン症の子供の出生確率とダウン症出産のリスクを下げる方法を解説
この記事では「高齢出産でダウン症の胎児ができやすくなる理由」、「高齢出産でダウン症の胎児ができる確率」について現役の医師が詳しく解説しています。さらに、「高齢出産によるダウン症の胎児のリスクを下げる方法」についても紹介するので、高齢でも子供を作るべきかについての判断ができるようになります。

母体のダメージ

妊婦の年齢が上がるにつれ、母体へのダメージは大きくなります。

高齢出産は妊婦高血圧症候群を引き起こしやすく、そのため肝臓や腎臓の機能障害のリスクが上がります。加えて妊婦高血圧症候群によって血管障害が起き、脳に血液が滞ると意識障害を起こす可能性もあります。妊婦が高血圧になるはっきりとした原因は不明ですが、加齢や遺伝によるものと考えられています。

また高齢出産は妊婦糖尿病になる可能性が高いです。そのため糖尿病により血圧が上がると妊婦高血圧症候群を引き起こすと言われています。妊婦糖尿病の原因は妊娠時に血糖のコントールができなくなることです。

また帝王切開は自然分娩に比べて出血量が2倍多くなり、出血過多になる恐れがあります。出血過多になると母体が命を落とす危険があります。

厚労省労働の調査によると高齢になればなるほど、母体のダメージが大きくなるので妊婦の死亡率が高くなるというデータも存在します。

年齢別妊産婦死亡率

母体のダメージの原因

  • 妊婦高血圧症候群
  • 妊婦糖尿病
  • 帝王切開による体の負担

難産

高齢出産では産道や子宮口が硬くなっていることが多いため、難産になる傾向があります。そのため自然分娩では時間がかかりすぎてしまい母子に負担がかかるので、帝王切開を行う確率が高くなります。また高齢出産の初産は経産にくらべて難産になりやすいです。40代での初産は帝王切開の数が2倍になると言われています。

帝王切開は母親が死亡する確率が高いと言われています。通常分娩では1.8%ですが、帝王切開では5.5%になると言われています。また通常分娩と比べて血栓症になるリスクが7〜10倍高くなります。帝王切開では横になった時間が長くなり、血液が固まりやすくなるため血栓症が起きる可能性が上がります。

高齢出産のリスクを下げる方法

高齢出産のリスクを下げる方法

年齢が上がるほど出産のリスクは上昇しますが、高齢出産のリスクを下げる方法は存在します。今回は以下の4つの方法をご紹介します。

  • 葉酸を摂取する
  • 食生活を気をつける
  • ストレスをためない
  • 出生前診断を受ける

葉酸を摂取する

葉酸の摂取はダウン症の胎児が産まれるのを予防する効果があると考えられています。

葉酸はもともと胎児の神経管閉鎖障害に効果があるとされていましたが、ダウン症の予防には関係ないものとされていました。しかし近年では神経管閉鎖障害とダウン症の関係があると研究により発見され、神経管閉鎖障害のリスクを下げることがダウン症の予防につながると考えられています。

そのため葉酸の摂取は、高齢出産のリスクのひとつである、ダウン症の胎児が生まれるリスクの軽減を期待できます。

葉酸は緑黄色野菜、豆類、レバーなどに多く含まれる食べ物です。しかし葉酸は水や熱に弱く、また体内で吸収率が50%と高くありません。そのため食事よりもサプリメントでの摂取をおすすめします。サプリメントの葉酸吸収率は85%あり、効率的に摂取することが可能となっています。1日の葉酸摂取推奨量は240μgとされており、妊娠中期・後期は480μgとることがおすすめです。

葉酸の摂取

  • 胎児のダウン症予防効果
  • サプリメントでの摂取が効率的
  • 1日の葉酸推奨摂取量は240ug

食生活に気をつける

食生活に気をつけることは妊婦高血圧症候群や妊婦糖尿病のリスクを軽減することができます。

脂質や糖質を食べ過ぎに注意することで、血糖値や血圧を上昇を抑えることが可能です。そのため脂っこいものや糖分の多い甘いものは控えるようにしましょう。また野菜などからカリウムを摂取することで血圧を下げることも期待できます。

ストレスをためない

強いストレスは高血糖や高血圧を引き起こしやすく、妊婦高血圧症候群や妊婦糖尿病の原因になります。

そのためリラックスの時間を作ることが大切です。また睡眠をしっかりとることはストレスの軽減につながるので、1日7時間の睡眠を確保しましょう。また15〜30分の昼寝も効果的にストレスケアを行うことができます。

出生前診断を受ける

出生前診断は胎児のダウン症の疑いを検査することが可能です。

例えばNIPT(新型出生前診断)は陽性的中率99%もあり、妊娠9〜10週目で検査することができます。しかし陽性の場合は出産か中絶の選択をする必要があり、9割の人は中絶を選ぶと言われています。そのため出生前診断をうける方は、前もって陽性を診断された場合を考えておきましょう。

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出生前診断って何だろ?そのようにお考えではありませんか。本記事では現役の医師が出生前診断とは何か、出生前診断をするメリット、出生前診断をするデメリット・リスク、出生前診断の種類、出生前診断を受けられる条件、出生前診断を受けられる場所について詳しく解説します。この記事を読めば出生前診断について迷うことはなくなります。

 

高齢出産 まとめ

今回は高齢出産の年齢、高齢出産のリスク、高齢出産と初産の関係、高齢出産のリスクを下げる方法を解説しました。確かに高齢出産にはリスクがありますが、高齢出産のリスクを下げて赤ちゃんを産むことも可能です。

高齢出産を理解してあなたの悩みを解消に本記事がお役に立ててれば幸いです。

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Author

東京プレイヤーズクリニック院長。2016年に帝京大学医学部卒業後、都内の病院にて臨床研修を経て2018年9月に東京プレイヤーズクリニックを恵比寿に開設。累計500人以上の患者を診察する人気医師。

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