生理痛

生理中のお風呂は実は生理痛に効果的!理由について解説

実は、生理中のお風呂は生理痛の改善に効果をもたらします。ひと昔前まで「生理中のお風呂は雑菌が入るからNG」とされていたため、生理中は湯船に浸からずシャワーのみで済ましていたという方は多いのではないでしょうか。

しかし現在はむしろ生理中のお風呂は生理痛を和らげる効果があるとして、「生理痛がきついならお風呂に浸かって!」といわれるほど生理痛改善のメジャーな対処法となっています。

この記事では、生理中のお風呂が生理痛の改善に効果がある理由について詳しく解説していきます。生理中にお風呂に入ることに抵抗や不安があったという方は、ぜひこの記事を読んで不安を解消していただければ幸いです。

なぜ生理中のお風呂は生理痛に効果があるの?

生理中にお風呂に入ると、体が温まって血行が良くなり生理痛を和らげてくれます。生理痛は生理時に生じる下腹部や腰などの痛みで多くの女性が悩む不快症状の一つですが、そもそも生理痛が起きる原因は何なのでしょうか。

生理痛の原因には、主に以下の4つが挙げられます。

  • 身体が冷えたことによる血行不良
  • ストレス(精神的なもの身体的なもの両方)
  • 子宮口が狭い
  • プロスタグランジン※の過剰分泌

※プロスタグランジンとは:痛みや炎症を起こす原因物質。子宮の収縮を促し、はがれ落ちた子宮内膜を血液と一緒に体外に排出する働きも担っている。

生理期間中は体の冷えを誘発する要素が満載です。まず生理が始まると、体温が生理前よりも低くなります。さらにそこにプロスタグランジンの作用によって生じる血管収縮が血行不良を招くため、体が冷えやすい状態を作り出してしまうのです。

そして身体が冷えると血行が悪くなり、痛みの原因物質であるプロスタグランジンが骨盤内に滞在してしまい痛みがより増していくという悪循環に陥ります。

一方、ストレスも血行不良や体の冷えを引き起こす厄介者です。ストレスは体に以下のように作用します。

  • 自律神経やホルモンのバランスを乱す
  • 体温調整機能を低下させる

ストレスをなくすというのはそう簡単にできることではありませんが、生理中はゆっくり睡眠を取るなどリラックスできる環境を整えることが大切です。

比較的若い女性や出産をまだ経験していない女性の中には、子宮口が狭い方が一定数いるとされています。子宮口が狭いと経血の排出がスムーズに行われないため強い痛みを伴うようになり生理痛が慢性化しやすくなりますが、子宮口の狭さはこれまでの生理痛の原因とは違い、血行不良や身体の冷えを改善することで解消されるものではありません。子宮口の大きさは出産を経験すると広がることが多く、それに伴って生理痛が和らぐ傾向にあります。

このように、生理痛を引き起こす原因のほとんどは血行不良や身体に冷えによるものです。お風呂に入って身体を温めることは、生理痛の根本原因を解消する効果的な対処法といえます。

プールや銭湯、スパなどは避ける

生理中にプールや温泉に入ると感染症にかかるリスクがあるため、おすすめできません。

プールや温泉施設の中には既出の理由から、生理中の利用を禁止しているところもあります。またプールは水が冷たく身体を冷やしてしまうため、生理痛がひどくなるなど体調の悪化を招く可能性があり注意が必要です。

生理で出血がある状態でも水中では水圧がかかるため、プールや銭湯に浸かっている間に血が漏れ出るようなことはあまりありません。そのため中にはタンポンを使用したり、湯船からあがったらすぐに身体を拭くようにしたりなどの対策を取って運動や入浴を楽しむ方もいます。

施設が生理中の利用を制限していないのであれば自己判断で楽しむのもひとつではありますが、その際には上述の通り感染症にかからないよう十分な対策を行うようにしましょう。

生理日をずらせるピル

あらかじめ予定が分かっているのであれば、ピルを服用して生理日を移動させる方法を取るのがおすすめです。ここでは、生理日をずらせるプラノバールと低用量ピルをご紹介します。

プラノバール

プラノバールは、後述の低用量ピルよりも含有する女性ホルモン量が多い中用量ピルに該当する薬です。ひと昔前まではアフターピル(緊急避妊薬)として主に使用されていましたが、現在は生理日を早めたり遅くしたりする月経移動ピルとして使用されることが多くなっています。

プラノバールは服用方法次第で生理予定日の前後ともに移動させることができますが、どちらかというと生理日を遅くするために使用されるのが一般的です。イベント日まで1週間以上あるのであれば、プラノバールを飲むことで高い確率で生理日をイベント日を避けた日にずらすことができます。

プラノバールについてより詳しく知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。

低用量ピル

プラノバールとは違い、低用量ピルでは基本的に生理日を遅らせることはできません。そのため生理日を早める場合にのみ、低用量ピルを用いるのが一般的となっています。生理日を早めるには1か月ほど前から薬の服用を始める必要がありますが、プラノバールのようにイベント日当日にもピルを飲まなければいけない煩わしさがないのは大きなメリットといえるでしょう。

低用量ピルは上述のプラノバールよりも含有する女性ホルモン量が少ないため、月経移動ピルとしての効果ではプラノバールよりも劣ります。しかし一方で副作用は軽微であることから、月経移動のほかにも生理痛やPMS(月経前症候群)の改善、避妊など多様な用途で継続的に使用している女性が多いのが特徴です。

低用量ピルについてもっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事もご覧ください。

ひどい生理痛なら低用量ピルの服用がおすすめ

ひどい生理痛に悩まされているという方には、低用量ピルがおすすめです。低用量ピルには、以下のようなメリットがあります。

  • 女性主体で簡単に避妊できる
  • 避妊率が非常に高い
  • ピルの服用をやめれば妊娠できる状態に戻すことができる
  • 生理痛やイライラ、食欲不振などの生理時の不快症状を改善できる

このように、低用量ピルを服用すると生理痛をはじめさまざまな不快症状を解消することができます。また手軽なコンドームや中用量ピルを用いたヤッペ法などと比べ、非常に高い避妊率を誇るのも特徴です。

低用量ピルを服用するメリットについて詳しく知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

ピルの購入ならオンライン診療!

この記事では、生理中のお風呂が生理痛の改善に効果的な理由について解説しました。お風呂は身体を温めて血行を良くしてくれるため、生理痛を和らげる効果があります。ただしお風呂での生理痛の解消はあくまでも一時的な対症療法にしかすぎず、根本的な解決にはなりません。

生理痛などの生理時に現れる不調を根本的に解決したいのであれば、低用量ピルを服用するのがおすすめです。低用量ピルを服用すれば生理痛の改善だけでなく、生理日の移動や避妊などさまざまな効果を得られます。

当院ではオンライン診療で低用量ピルの処方を行っています。ピルの購入を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。