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排卵日はコンドームをしていても妊娠する?避妊率について解説します

「排卵日にはコンドームを使っていても妊娠するの?」と疑問に思っていませんか。妊娠しやすいとされる排卵日には、コンドームを使用していても妊娠してしまうかもしれないと不安になることがありますよね。

この記事では、排卵日にコンドームを使用していて妊娠する可能性について説明します。排卵日に妊娠しやすい理由やコンドームの避妊率などから医学的に解説しますので、コンドームを使用して避妊している人は今後の避妊を考える参考にしてください。

排卵日は妊娠しやすい

排卵日や排卵日の前後は、月経周期の中でも特に妊娠しやすい時期です。精子と卵子の両方が受精能力を持った状態で出会い、受精卵とならなければ妊娠とはなりませんから、排卵日や排卵日前後における妊娠のしやすさは、精子と卵子の寿命に理由があります。

まず、卵子の寿命は排卵が起こってから約24時間です。ここから考えると、排卵から24時間しか妊娠のチャンスがないように思えますが、そういうわけではありません。なぜなら、精子の寿命は通常射精から2~3日、長い場合では1週間程度もあり、射精されてから寿命が尽きるまでは女性の身体の中で卵子を待つことができるからです。つまり、排卵日の数日前から翌日頃までの時期が、最も妊娠しやすい性行為のタイミングとなります。

ただし、排卵日はホルモンバランスの乱れなどからずれることが珍しくないため、予測した排卵日前後以外の時期に妊娠の可能性が完全になくなるわけではありません。

 

コンドームをすれば大丈夫?

排卵日とはいえ、きちんとコンドームを付けていれば妊娠しないと考えている人も多いですが、実はコンドームを利用した避妊の失敗率は非常に高いです。まずは各避妊方法における失敗率の違いをご覧ください。

避妊失敗率(理想的な使用※1) 避妊失敗率(一般的な使用※2)
コンドーム 2.0% 18.2%
膣外射精 4.0% 22.0%
オギノ式 5.0% 24.0%
低用量ピル 0.3% 9.0%
IUD 0.6% 0.8%
IUS 0.2% 0.2%

※1理想的な使用…その方法を極めて正しく使用している場合
※2一般的な使用…その方法を使用している場合

参照:日本における予定外妊娠の医療経済的評価

コンドームは日本で最も利用されている避妊方法ですが、正しく使用した場合でも2.0%、そうでない場合には18.2%もの確率で失敗してしまうことが分かります。つまり、どれだけ正しくコンドームを利用していたとしても100人に2人程度の割合で妊娠してしまう可能性があるということです。そのため、特に妊娠の可能性が高い排卵日付近の性行為では、コンドームを使用しているからといって妊娠しないと言い切ることはできません。

コンドームは経済的な負担も軽く、ドラッグストアでも購入できることからとても気軽に利用できます。さらに、性感染症を予防する効果もあるため、積極的に利用すべきものです。しかし、避妊の面では決して確実な方法ではありませんので、より確実に避妊をしたい場合には他の方法を積極的に併用する必要があります。

 

コンドームの避妊失敗率が高い理由3つ

コンドームを使用した避妊方法は、とても失敗率が高いことが分かりました。特に、使用方法の誤りやトラブルなどがあれば失敗率は18.2%と、正しく使用していたときの失敗率2%に比べて大きく差があります。

日本では学校や家庭でコンドームの使用方法をきちんと学ばないため、着用のタイミングや正しい使用方法を知っている人の方が少ないと言わざるを得ません。もちろん、より確実に避妊できる避妊方法の利用を検討する必要はありますが、コンドームをトラブルなく利用できるように使用するときのポイントを知っておくことも大切です。

ここでは、コンドームの避妊失敗率が高い理由を3つ紹介しますので、今後正しくコンドームを使用するための参考にしてください。

正しいタイミングで利用していない

コンドームは、男性器を膣に挿入する前に装着しなければなりません。しかし実際にはコンドームを装着するタイミングを間違えていて、射精するときにだけ装着しているという人も多いです。

男性器からは、射精する前にもカウパー腺液という液体が分泌されています。精子はこのカウパー腺液にも含まれていることがあるため、射精時だけでなく挿入前からコンドームを装着しなければなりません。また、性感染症を予防するという意味でも、コンドームを装着せず性器同士が直接触れることは極力避けるべきです。

正しい使用方法をしていない

コンドームはただ装着するだけでなく、下記のような装着時や使用後に気を付けなければならない注意点やコツがあります。

  • コンドームを端に寄せてから袋を開封する
  • 精液だめの空気を抜く
  • 装着前に男性器の皮を根元までたぐり寄せる
  • コンドームを男性器の先に当ててから、毛を巻き込まないように下まで下ろす
  • 事前に爪は切り、装着時には爪を立ないようにする
  • 射精したらすぐコンドームを押さえながら男性器を膣から抜く
  • 装着時にミスをしたらそのコンドームを破棄し、新しいものを使用する

こういった使用方法を正しく行えていないことも、コンドームの避妊失敗率が高い原因の一つになっています。

特に女性はコンドームの使用方法を正しく認識できていない人も多いですが、女性でもコンドームの使用方法を知っておくべきです。自分の身を守るためにも、パートナーがコンドームをきちんと使用できていないのであれば、恥ずかしがらずに女性が指示をしたり着けてあげたりなどして正しく利用するようにしましょう。

破れ、外れなどのトラブルがある

コンドームは使用中に破れてしまったり、男性器から外れてしまったりというトラブルの可能性があります。特に、前述した正しい使用方法ができていない場合には、破れや外れといったトラブルに繋がる可能性が高いです。

運よく挿入前にトラブルが起きて気づいた場合を除き、使用中にコンドームが破れたり外れたりすると、当然そこから精液が膣内に漏れ出すことになるため、妊娠の可能性は高まります。もしも、使用中にコンドームが破れたり外れたりするトラブルがあった場合は、妊娠を阻止するためにアフターピルの服用も検討しましょう。

 

避妊失敗率はピルが一番低い

コンドームは避妊失敗率が高いため、より確実な避妊には低用量ピルの併用をおすすめします。低用量ピルは経口避妊薬とも呼ばれ、毎日同じ時間に1錠を飲むことで避妊することができる内服薬です。低用量ピルに含まれる女性ホルモンの働きで、排卵を抑制したり子宮内を着床に適さない状態に変化させたりすることで妊娠を防ぎます。

低用量ピルで避妊をする最大のメリットは避妊方法の中でもトップの失敗率の低さで、飲み忘れなどなくきちんと服用を続けていれば避妊に失敗する確率はわずか0.3%です。また、低用量ピルは避妊だけでなく、下記のような月経に関する諸症状への改善効果もあります。

  • 生理痛
  • 生理不順
  • 過多月経
  • 子宮内膜症
  • ニキビ、肌荒れ
  • PMS(月経前症候群)

生理前から生理中の腹痛や倦怠感をはじめ、月経に関する辛いトラブルが低用量ピルによって治療できることがあるので、避妊に加えてこれらの症状が気になる人は特に利用価値があるでしょう。

 

コンドームとピルの併用が一番安心

この記事では、排卵日にはコンドームをしていても妊娠するのかという疑問について解説しました。コンドームはとても気軽に利用できる避妊方法であり、性感染症を予防するメリットもありますが、避妊失敗率が高く確実に避妊できる方法とは言えません。使用方法の誤りや使用中のトラブルから妊娠に繋がることが珍しくないため、より確実に避妊をするなら失敗率の低い低用量ピルを併用することをおすすめします。

低用量ピルは定期的に病院に通院し、医師の処方を受けて購入する必要がありましたが、現在はオンライン診療を通じて処方してもらうことも可能です。より確実な避妊のために低用量ピルの服用を検討している場合は、まず医師にご相談ください。