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子宮頸がん検診でLSILと診断されたらどうしたらいいの?

子宮頸がん検診で「LSILです」と言われても、どんな状態なのかピンときませんよね。

ただ、結果が正常ではなく精密検査が必要と言われて、不安に思ってしまう人もいるのではないでしょうか?

この記事では、LSILと診断された時の状態や、診断後に受ける再検査の流れなどをご紹介します。自分の状態を正しく理解した上で行動しましょう。

LSILとは?

LSILとは、Low-grade Squamous Intraepithelial Lesionの略で、子宮頸がん検診の検査結果の一つです。どのような意味を持つ結果なのか、詳しく解説します。

子宮頸がんの結果の分類

日本国内で子宮頸がんの検査を受けた際は、「ベセスダ分類」とよばれる世界的に使われている分類により、結果を伝えられます。LSILは、ベセスダ分類により子宮頸がん検査を分けた際の、一つの検査結果です。

ベセスダ分類は以下の10種類に分けられ、これらの略称により結果が示されます。

扁平上皮系

NILM 異常なし、もしくは軽い炎症があるが経過観察でOK。
ASC-US 「意義不明な異型扁平上皮細胞 」が認められる。軽度病変の疑いがあるので精密検査を行う。
ASC-H 「HSILを除外できない異型扁平上皮」が認められる。高度病変の疑いがあるので精密検査を行う。
LSIL 「軽度扁平上皮細胞」が認められる。HPV感染や軽度異形成の疑いがあるので精密検査を行う。
HSIL 「高度扁平上皮細胞」が認められる。中等度〜高度の異形成、上皮肉がんの疑いがあるので精密検査を行う。
SCC 「扁平上皮がん」の疑いがあるので精密検査を行う。

腺細胞系

AGC 「異常腺細胞」が認められる。腺異型または腺がんの疑いがあるので精密検査を行う。
AIS 「高度異常細胞」が認められる。上皮内腺がんの疑いがあるので精密検査を行う。
Adenocarclnoma 腺がんの疑いがあるので精密検査を行う。
other malig その他悪性腫瘍の疑いがあるので精密検査を行う。

がんができる場所によって、「扁平上皮系」と「腺細胞系」に分けられます。扁平上皮系は6段階、腺細胞系は4段階で検査結果が表されます。

LSILはどんな状態?

LSILと診断された場合は、「軽度扁平上皮細胞」が認められており、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染や、軽度異形成が疑われる状態です。

子宮頸がんは、ハイリスク型HPVの持続感染によって引き起こされることがわかっています。HPVはハイリスク型と低リスク型があり、低リスク型を含めると約80%の女性が50歳までにHPVに感染すると言われています。

HPVには性行為で感染するので、予防のためにコンドームを使用することが大事ですが、コンドームを使用した場合もHPVの感染を100%防ぐことはできません。

HPVに感染しても、自己免疫力でウイルスが消失することが多いです。しかし10%程度は持続感染する人がいて、ハイリスク型HPVが持続感染すると、上皮内がんになります。

子宮頸がんは、「異形成」とよばれる前がん状態を経て、数年をかけてがんへと変化します。軽度異形成は自然治癒することが多いですが、10%程度の確率で高度異形成へと進みます。LSILと診断された場合は、軽度異形成が疑われる、形が異常な細胞が見つかった状態です。

以上の点を総合すると、LSILと診断された段階で、既に子宮頸がんになっている可能性は低いです。しかし軽度異形成が疑われており、将来的に子宮頸がんになる可能性がある細胞が確認されたので、精密検査を行います。

LSILと診断されたら精密検査を

LSILと診断されたら、精密検査が必要です。「コルポスコピー」「生検組織診断」という2種類の検査を行い、検査結果によっては治療を行うこともあります。

  • コルポスコピー

病変が疑われる部分を、コルポスコープとよばれる拡大鏡を使って拡大して、観察します。子宮頸がんや前がん状態の時は、子宮頸がんができやすい箇所の血管に独特の変化が現れるため、血管に異常があるかどうかを確認します。

  • 生検組織診断

コルポスコープを使って観察した、病変が疑われる部分の組織を、数ヶ所採取します。採取した組織を病理検査して、診断をします。採取する組織は非常に小さいですが、つまみ取るように採取を行うため、軽い出血が起こります。

2種類の検査結果によって、治療を行う場合と、経過観察を行う場合に分かれます。

治療をする場合は、手術、放射線治療、抗がん剤治療が行われることが多いです。軽度の場合は子宮を残して手術を行うこともできますが、流産や早産のリスクが上がりますし、再発のリスクが残ります。子宮を摘出すると、今後子宮頸がんの再発がないというメリットがあるものの、心身ともに不調を起こす原因となりやすいです。今後の人生に大きく関わるため、手術については医師と相談してしっかりと検討しましょう。

他の臓器に転移がある場合や、手術を行っても再発のリスクがある場合などに、放射線治療や抗がん剤治療を併用します。海外では放射線治療を用いることが多いようです。

経過観察をする場合は、異形成の程度によっても異なりますが、3〜6ヶ月程度の周期で経過観察を行います。現時点で治療の必要はないものの油断せず、経過観察のために病院へ通いましょう。自然治癒が確認できれば安心できますし、進行が確認された場合は早期に治療を開始できます。

子宮頸がんの症状

最後に子宮頸がんの症状についておさらいしましょう。

子宮頸がんは、異形成とよばれる前がん状態を経て、がんへと変化します。異形成の時期や子宮頸がんの初期は、自覚症状が全くない場合がほとんどです。子宮頸がん検診を受けた際に、異形成や初期のがんの疑いがあることが判明し、精密検査へと進みます。

子宮頸がんになった場合は、このような症状が見られます。

  • 異常なおりもの
  • 不正出血
  • 性行為の際の出血
  • 下腹部の痛み

茶色いおりもの、ねばつきがちなおりもの、おりものの増加、おりものの匂いがきついなど、普段とは違うおりものが見られたり、生理でないタイミングでの不正出血が起こったりします。

ただしこれらの症状は、子宮頸がんとは全く関係なく生じることも多いため、重く受け止めずに見逃してしまいがちです。しかし子宮頸がんでない場合も含めて、これらの症状がある場合は異常です。必ず病院へ行き、医師の診察を受けましょう。

定期的な子宮頸がん検診を

子宮頸がんは、20〜60代まで発症し、特に閉経後はリスクが高いと言われています。しかし、定期的に検診を受けることで、がんになる前の状態を発見できます。がんになる前の状態で異常に気づいていれば、定期的に検診を受けたり、早期に治療を開始できたりするので、最悪の事態を防ぐことができます。

検診を定期的に受けて、異変に早く気づける体制を作っておきましょう。2年に1回以上の子宮頸がん検診が推奨されています。自治体の検診や、職場の健康診断を利用すると、検診にかかる費用を抑えられます。しかし日本人女性の子宮頸がん健診受診率は低く、7割以上の女性は検診を受けていません。欧米などの先進国と比べると、非常に健診受診率が低いです。自分の身を守るためにも、定期的に検診を受けましょう。

子宮頸がんワクチンを接種している場合も、定期的に検診を受けましょう。ワクチンでは子宮頸がんの全ての型を予防できないため、WHO(世界保健機構)でも検診を受けるように推奨されています。

子宮頸がんは、検診を受けることで防げるがんです。積極的に検診を受けましょう。

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