避妊

妊娠する可能性が高くなる危険日はいつ?生理日から確認できるの?

あなたは危険日という言葉を聞いたことがありますか?中にはなんとなく聞いたこともあるという人もいるのではないでしょうか?

危険日とは妊娠しやすい日のことを指します。妊娠を望んでいる女性は知っている方も多いのですが、妊娠を望んでいない女性にとっても、気を付けるべき日でもあります。危険日のことを知っていても自身の危険日を把握していない女性も多いのが現状です。

危険日は生理日からだいたい予測することができます。ただし、危険日にセックスをすると必ず妊娠するわけではありませんし、危険日以外でも妊娠する可能性はあります。

この記事では、危険日の計算方法と正しい知識について解説していきます。この機会に危険日についてしっかりと理解するようにしましょう。

妊娠の危険日とは?

繰り返しになりますが、「危険日」は妊娠確率が高い日のこと。危険日に無防備な性交渉を行うと妊娠する可能性が高いため、妊娠を望まない場合にはしっかりとした避妊を行う必要があります。

危険日はいつのこと?

それでは具体的に危険日とはいつのことを差すのでしょうか?

危険日は排卵日の前後数日間の期間のこと。危険日は1日だけではなく数日にわたって続きます。

期間の目安は排卵日の一週間前から翌日までの9日間程度とされており、特に排卵日の4日前から排卵日当日にかけて妊娠の確率は高くなっていきます。

オックスフォード大学が発表した「月経周期における受胎能力のレベルと年齢による期間の変化」の研究によって示された、危険日に相当する数日間の中で妊娠する確率が高い日の順番は以下の通りです。

妊娠する確率 排卵日の
2日前

前日
3日前
4日前
当日

参考:OXFORD ACADEMIC  human reproduction  Changes with age in the level and duration of fertility in the menstrual cycle

排卵の4日前から当日にかけての数日間が危険日に相当しますが、この期間だけ気を付けていれば妊娠しないということではありません。排卵によって生まれた卵子の寿命は約1日(24時間程度)精子の寿命は性交後約3日~長くて5日間程度であるため、排卵日の少なくても5日前から排卵日の翌日までは妊娠する可能性が高いといえます。

 

危険日の周期と計算方法は

危険日が排卵日の前後数日間だということが分かったら「自分の危険日がいつなのか」調べてみましょう。

自分の危険日を知るにはどうしたら良い?

リズム法(荻野式)で排卵日を特定することで危険日がわかります

自分の危険日を知るためには、まず排卵日を知る必要があります。「危険日の周期」が「排卵日の周期」に密接に関わっています。生理は排卵後の約14日後に始まるため、生理が規則正しく来る女性の場合には次回の生理予定日の約14日前ごろが排卵日となります。

ただし排卵日はホルモンバランスや体調の善し悪しによってずれることがあるため、必ずこの日に排卵があるというわけではありません。正確に排卵日を特定したい場合には、基礎体温を計測することで排卵期を予測するリズム法(荻野式)を行うのが一般的です。

また、基礎体温とは睡眠中(エネルギー消費が最小限に抑えられている安静状態)の体温のことを指します。そのため、排卵日を把握するためには、朝目覚めてすぐに起き上がらず横になったままの状態で基礎体温測定用の体温計を使って計測する必要があります。

危険日とはいつ

引用:マイナビウーマン 生理前&生理中は「安全日」って本当?

正常に排卵が行われている場合、女性の基礎体温は低温期と高温期の二相を一定のサイクルで繰り返します(上図参照)。生理が始まってから約2週間は低温期が続き、排卵が起こると体温が上がって次回の生理までの約2週間は高温期が続きます。

リズム法(荻野式)は、この基礎体温の低体温⇔高体温のサイクルを利用して排卵日を予測する方法です。リズム法(荻野式)は妊娠希望の方にとっては有効であり、不妊治療の際に医師から進められることが多い手段です。

ただし、避妊方法としては他の避妊方法と比べ副作用がなく手軽にできる方法ではありますが、女性の基礎体温は体調やストレスなどの要因によってズレが生じやすいため予測した排卵日の正確性に欠けるのが実情です。

また生理が不規則な方の場合、リズム法(荻野式)では正確な排卵日・危険日を予測することはできません。リズム法(荻野式)は、あくまでも避妊法のサポートとして活用するのが望ましいでしょう。もし、妊娠を希望していないのであればピルの服用コンドーム等、他の避妊妊方法の方が避妊率が高くおすすめです。

リズム法以外の避妊方法については、以下の記事にて詳しく解説しています。それぞれの避妊率などについても記載しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

危険日の計算方法は?

危険日=排卵日(生理予定日ー14日)の1週間前から排卵日の翌日

危険日は生理周期と前回の生理開始日から排卵日を計算した上で求めることができます。具体的に数字を当てはめて計算すると、以下の通りです。

  • 生理周期:28日
  • 前回の生理開始日:5月1日
  • 次回の生理予定日:5月29日
  • 排卵日:5月29日ー14日前=5月15日頃

<危険日>

妊娠しやすい期間:5月8日~5月16日

特に妊娠しやすい期間:5月11日~5月14日

排卵日は体調の変化やストレスなどによってズレることがあるため、上記の期間に前後2日程度を取った期間を危険日と認識しておいた方が良いといえます。

 

妊娠の危険日があるなら安全日もあるの?

危険日に対し安全日とは一般的に「妊娠しにくい日」のことを指します。それでは具体的に安全日とは一体いつのことでしょうか。安全日は危険日同様、「卵子&精子の寿命」と「基礎体温」の2つの点から考えることができます。

卵子&精子の寿命から考える安全日は「排卵の翌日から次回排卵日の1週間前まで」とされています。一方、基礎体温では「高温期の4日目から高温期が終わるまで」が安全日とされる期間です。

これは排卵が基礎体温が低温期→高温期に変わる2、3日前に起こることから、卵子と精子の寿命を考えた場合高温期の4日目あたりには卵子に受精する力はないと予測されることによります。

このように基礎体温によって安全日とされる日を予測することはできますが、これらはあくまでも排卵日の予測にしか過ぎません。生理周期が規則的で基礎体温が低温期と高温期にはっきり分かれている方であっても、毎日継続して基礎体温を計測しなければいつから高温期に入ったのかを特定することは困難です。

また高温期に入ったことが分かっても排卵日をピンポイントで特定することはできないため、基礎体温による安全日の正確な特定は難しいといって良いでしょう。

避妊率100%の安全日は存在しないということを念頭に置いた上で、避妊は常にしっかり行うことが大切です。もし安全日だと思って無防備な性行為をしてしまったという場合には、必ず医師に相談するようにしましょう。

妊娠を阻害するアフターピルを服用すれば、妊娠を免れることができる可能性があります。ただし、アフターピルは服用にタイムリミットがあるためなるべく早めに服用する必要があります。

当院では病院に行きにくい方のために、アフターピルのオンライン診療を受け付けております。急ぎでアフターピルが必要な方のためにどこにいても、待ち時間なくすぐに受診することができるように体制を整えております。どうぞお気軽にご利用ください。

生理中や生理前のセックスは妊娠しないって本当?

危険日、安全日に関係なく妊娠してしまうのはお分かりいただけたと思います。この他にも「生理中や生理前のセックスでは妊娠しない」と耳にしたことがある方もいるのでは内容でしょうか?

先ほど100%の安全日がないと解説した通り、実はこれは全くの間違いです。

生理中や生理前のセックスでも妊娠する理由には、以下が挙げられます。

  • 生理周期は不規則になりがち
  • 正確な排卵日を特定することは難しい
  • 中出しした場合、生理が終わっても排卵日まで精子が生き残っている可能性がある
  • 生理周期が短い方には生理の終わり頃に排卵日が来る方がいる
  • 出血が整理によるものでない場合がある

また生理中のセックスは血液に直接触れることから、HIVなどの性感染症やC型肝炎などに感染するリスクが高くなります。むしろデメリットの方が多いため、感染症予防のためにも生理中のセックスは控えましょう。

 

日常的に避妊したいなら低用量ピルの服用がおすすめ

日常的に避妊したいという方には、手軽に試せる低用量ピルがおすすめです。

低用量ピルとは経口避妊薬とも呼ばれ、1日1錠服用することで排卵を抑制する効果のあるものです。先述したアフターピルとは別のもので、アフターピルは避妊に失敗した場合に一時的に服用するものに対し、低用量ピルは日常的に毎日1錠ずつ服用します。

低用量ピルの避妊効果は正しく服用すれば99%とも言われています。日本で1番ポピュラーな避妊方法であるコンドームの避妊率は82%程度のため、低用量ピルはかなり効果的な避妊方法であると言えます。

避妊効果以外にも主に以下のようなメリットがあります。

【低用量ピル服用のメリット】

  • 生理周期が整う
  • 生理前後の生理痛、イライラの改善
  • 女性ホルモンに由来する肌荒れの改善

ピルと聞くと「危なそう」と思われる方もいるのですが、実は月経困難症や子宮内膜症の治療薬としても利用されており、欧米諸国ではかなり一般的です。メリットやデメリットなどをしっかりと把握して上手に利用することで、生理にありがちなお悩み改善ができる可能性があるので、生理通に悩まされている方やPMSの方におすすめです。

その他にも、低用量ピルを服用するメリット・デメリットを知りたいという方は以下の記事でくわしく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

まとめ:危険日だけでは確実な避妊は難しい

ここまで危険日について解説してきました。危険日はリズム法(荻野式)によってある程度予測することはできますが、「この日が危険日」や「この日が安全日」というように正確な日を特定することはできません。

危険日はあくまでも目安として捉え、危険日・安全日を問わずしっかりと避妊を行うことが大切です。より確実に避妊したいのであれば、低用量ピルを服用する等の他の避妊方法と合わせて行うことがおすすめです。

妊娠希望していないのにも関わらず、「危険日に避妊を失敗してしまった!」という場合には、迷わずすぐに医師に相談しましょう。早めに対処すれば望まない妊娠を避けることができます。

東京プレイヤーズクリニックでは、低用量ピルやアフターピルがオンライン診療で処方することができるようになりました。簡単な手続きで待たずに診療を受けられ、郵送で処方薬をお届けすることができます。

ぜひご利用してみてくださいね。