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低用量ピルの副作用を徹底解説!医師が気になる疑問にお答えします。

低用量ピルは、避妊以外にも「PMSを改善したい」「生理痛をやわらげたい」などの目的で、広く使われているものです。
しかし副作用が心配で、低用量ピルを使うことに一歩踏み出せないと悩んでいませんか?

ピルの副作用が重かったのは、女性ホルモン量が多い「高用量ピル」が主流だった時代の話です。
低用量ピルは、全く副作用を感じない人も多く、副作用を感じた場合もすぐに落ち着くことがほとんど。
実際に低用量ピルを飲み始めてみて、想像よりも副作用が軽く「もっと早く飲み始めればよかった!」という患者さんも多いです。

この記事では、低用量ピルの副作用や、副作用が起きたときの対処法を徹底解説しています!
ピルへの不安をなくして、安心してピルを飲み始められたらと思います。

低用量ピルとは?

低用量ピルは、避妊・PMS(月経前症候群)の改善・子宮内膜症の治療などの目的で使用されるものです。
毎日1回、自分で決めた時間にピルを飲みます。

「ピル」という名前でよく一括りにされてしまいますが、「低用量ピル」と「アフターピル」は別の物です。

アフターピルは避妊に失敗した場合に飲む「緊急用のピル」であり、毎日飲み続ける低用量ピルとは異なります。アフターピルについてもっと知りたいという方は、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

アフターピル(緊急避妊薬)とは?効果や値段について現役医師が解説「アフターピルを使いたいけどどんな効果があるの?値段や購入方法は?」あなたは今、そうお考えではありませんか?避妊に失敗してしまった場合、...

低用量ピルの副作用は?いつ頃起こりやすくなるの?

低用量ピルの副作用は、吐き気・下痢・腹痛・不正出血などがあげられます。基本的にピルを飲み始めてすぐの間に起こりやすく、長くても2〜3ヶ月で落ち着くことがほとんどです。

なかなか副作用が落ち着かない場合は、ピルの種類が適していないことや、服用自体があなたの体質に適していないことがあります。
「これは副作用かも?」と思う症状がある場合は、自己判断せずに医師に相談してください。症状が出ているのに我慢しすぎたり、自己判断だけで済ませたりするのは、絶対にやめましょう。

吐き気や眠気が起こる?

ピルの副作用として、吐き気や眠気が起こることがあります。
1週間程度で落ち着くことがほとんどですが、長い場合は2〜3ヶ月程度続くこともあります。

なかなか落ち着かない場合や、吐き気や眠気がひどく日常生活に支障をきたしている場合は、ピルの種類が合っていないかもしれません。
我慢しすぎずに、医師に相談しましょう。

イライラしてしまうの?

低用量ピルを服用すると、イライラしがちになることがあります。
これは低用量ピルを飲むことで、体内の女性ホルモン量のバランスが変わったことに由来するもので、長くても2〜3ヶ月で落ち着くことがほとんどです。

逆に低用量ピルを飲むことでイライラが落ち着く人や、あまり以前と変化のない人もいます。

太りやすくなる?

低用量ピルには太りやすくなる副作用はありませんが、実際にピルを飲み始めてから太ってしまう人がいます。

実は低用量ピルを飲み始めて太ってしまう人の多くは、生理前〜生理中に食欲不振の症状があった人です。ピルを飲むことで、生理前〜生理中の食欲不振が改善されて、食べる量が増えた結果太ってしまいます。「ピルを飲んで太った」ではなく、「食欲不振が原因で痩せていたのが元に戻った」と考えましょう。

また、女性ホルモンが増えて体内の保水力が高まることで、「むくみ」が出て体重が増えることがあります。
こちらは水分が増えただけで、体脂肪が増加するわけではないので、それほど悩む必要はありません。

うつ病になりやすくなるの?

デンマークで行われた研究で、「ピル服用とうつ病リスク上昇に関連がある」ことが判明しています。

現段階の研究では低用量ピルの服用によって、なぜうつ病のリスクが高くなってしまうのかについては解説されていない状況です。うつ症と思われる症状が出た場合は、すぐに医師へ相談しましょう。

ただしその一方で、低用量ピルを飲み始めて、女性ホルモンのバランスが整うことで、うつ病が改善されることもあります。

腹痛や下痢が起きてしまった!どうしたらいいの?

ピル服用直後に嘔吐や下痢をしてしまった場合、その日に服用したピルが体内に吸収されていないことがあります。

服用から2時間以内に嘔吐や下痢をしてしまったら、医師に電話などで相談した上で、もう1錠ピルを飲みます。2時間以上経っている場合は、ピルの成分は吸収されていると考えられます。

腹痛が起きている場合は、ピル服用直後は特に安静にして、嘔吐や下痢が起こらないよう注意しましょう。

嘔吐や下痢が続く場合、日常生活に支障が出るほど腹痛がひどい場合は、ピルの種類が合っていないことが考えられるので、医師に相談しましょう。

不正出血をしてしまった!どうしたらいいの?

不正出血とは、ピルの休薬期間ではないときに出血が起こることです。
低用量ピルを飲み始めてすぐに不正出血が起きた場合は、そのままピルを飲み続けるように指示されることがほとんどです。

低用量ピルを飲み始めた20%の人に不正出血が起こると言われており、不正出血は珍しいものではありません。特に低用量ピルを飲み始めて3ヶ月以内は、不正出血が起こりやすいです。

不正出血があった場合は、ピルを飲み始めた直後であっても、医師に相談しておくと安心です。飲み始めて3ヶ月以上経っても不正出血が落ち着く気配がない場合や、不正出血の量が多い場合は、ピルの種類変更や服用中止などを行うことがあります。

熱が出てしまったけど大丈夫?

ピルの副作用として、微熱が続く場合があります。
熱が出るのも、低用量ピルを飲むことで、体内の女性ホルモン量のバランスが変わったことに由来するもので、すぐに落ち着くことがほとんどです。

熱が高くて日常生活に支障が出ている場合や、なかなか熱が下がらない場合は、医師に相談しましょう。

風邪をひいて熱が出て、たまたま低用量ピルの飲み始めと時期が重なっていた場合もあります。発熱がピルによるものか、ほかの原因によるものか、見極めて行動しましょう。

低用量ピルを服用した時のリスク

低用量ピルの重篤な副作用として、「血栓リスクの上昇」があげられます。
血栓ができる頻度は高いものではなく、妊娠中や出産後に血栓ができやすくなるリスクの方がはるかに高いので、それほど深刻に心配する必要はありません。

  • ピルを飲んでいない人:年間10,000人中、1〜5人に血栓ができる
  • ピルを飲んでいる人:年間10,000人中、3〜9人に血栓ができる
  • 妊娠中:年間10,000人中、5~20人に血栓ができる
  • 出産後:年間10,000人中、40~65人に血栓ができる

ピルの副作用を調べていると、血栓リスクの上昇が説明されることが多いですが、上のデータからもわかるように、リスクがわずかに上がる程度です。
血栓リスクを心配しすぎて、ピルの服用をはじめから諦めるのは、もったいないですよ!

血栓ができる場合は、服用開始から90日以内にできることが多いです。
ピルを飲み始めて3ヶ月以内は、手足のしびれなど気になる症状が出たら、病院で相談しましょう。

肥満度が高い人、高血圧の人など、もともと血栓へのリスクが高い人は、ピルの処方をお断りする場合があります。

ピルを処方するクリニックでは、定期的に血液検査や血圧測定を行なっていることが多いです。
他のクリニックへ行ったときも、血液検査や血圧測定を勧められた場合は、検査を積極的に受けて、異常がないことを確かめておくと安心です。

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