中絶

中絶手術はどれくらい痛みがある?痛みの原因やいつまで続くのか解説

中絶手術が必要だとはわかっていても、「手術が痛いなら嫌だな」とためらっていませんか?しかしどのような手術であっても、手術を受ける以上、痛みは避けて通れません。仮に中絶せずに出産する場合も、ある程度の痛みは避けることはできません。

この記事では、中絶手術が痛いかどうか、痛みの原因などについて解説します。痛みを理由にして中絶手術をためらっているなら、この記事を読んで、痛みについての正しい知識を得ましょう。

中絶手術は痛い?

中絶手術時の痛みは、中絶する時期によって異なります。大きな理由として、妊娠の初期と中期では中絶方法が異なることが挙げられます。

中絶方法の違いや、痛みについて、詳しく解説します。痛みの感じ方には、医師のスキルや個人差も大きく関わりますので、ここで解説するのはあくまで一般的な痛みの感じ方です。

妊娠初期の中絶

妊娠12週未満での中絶を「初期中絶」とよびます。初期中絶では、掻爬法(そうはほう)または吸引法が取られます。子宮口をあらかじめ拡張して、器械的に子宮の内容物を除去する方法です。初期中絶は、「痛くない」「痛くても耐えられる程度」であることがほとんどです。

あまり痛くない理由としては、胎児が非常に小さいために子宮口を大きく開く必要がないことや、手術が長くても20分程度と短時間で終わることなどが挙げられます。

麻酔をするために、術中は痛みをあまり感じません。麻酔が切れた後に、少し痛みを感じることがありますが、2〜3時間程度経てば、公共の交通機関で帰れる程度に落ち着きます。痛い場合も、処方される痛み止めを服用することで、痛みが落ち着くことが多いです。

妊娠中期の中絶

妊娠12週〜妊娠22週未満での中絶を、「中期中絶」とよびます。妊娠12週を境に中絶方法が異なるため、妊娠12週で初期中絶と中期中絶を区切り、「中期中絶」は一般的な「妊娠中期」よりも少し早い時期を指します。

中期中絶の時期になると、胎児がある程度成長しているので、初期中絶の掻爬法や吸引法では中絶ができません。薬を使って人工的に陣痛を起こし、分娩を行います。分娩を行うために、中期中絶は「ある程度の痛みを伴う」「痛みを感じる時間が長い」ことが多いです。

中絶手術の前日から、子宮頸管拡張材(ラミナリア・ラミセル・ダイラパンなど)を挿入します。徐々に挿入する本数を増やして、子宮頸管を拡張して行きます。この子宮頸管拡張材を挿入して、徐々に子宮頸管を開いていく過程で、痛みを感じることがあります。

ある程度子宮頸管が開いたら、子宮収縮作用のある薬剤を使って、子宮を収縮させて陣痛を起こします。ここで陣痛による痛みを感じます。陣痛促進剤は通常の分娩にも用いられる薬剤ですので、危険性などの過剰な心配をする必要はありません。

子宮頸管拡張材の挿入から、分娩が終了するまで、順調に進んでも2日程度必要です。そのため、最低でも2日間は痛みを感じるでしょう。中期中絶では数日間の入院が必要ですが、退院する頃にはある程度痛みが落ち着いていることが多いです。

中絶手術後の痛みの原因は?

中絶手術中だけでなく、手術後にも痛みを感じることがあります。手術後にも痛みを感じる理由や、痛みが続く期間などをご紹介します。

痛みの原因

中絶手術後には、子宮が縮んで元の大きさに戻ろうとするために、痛みを感じます。生理痛のような痛みを感じますが、特に異常ではありません。病院で、子宮の収縮を助けるお薬と、痛み止めのお薬を処方されます。

初期中絶の場合は日帰り手術を行うので、翌日から社会復帰することも可能です。しかし、翌日から仕事や学校へ復帰し、安静にすべき時期に動きすぎることで、痛みがさらにひどくなることがあります。仕事や学校を長期間休むことが難しい人もいるでしょうが、痛みを取り除くためには、安静にすることも大切です。

初期中絶の場合は手術から2〜3日、中期中絶の場合は退院から2〜3日は、仕事や学校を休み安静に過ごすことをおすすめします。

また、中絶手術直後には控えるように指導される、飲酒やスポーツを控えなかった場合も、痛みが増すことがあります。仕事上、飲酒やスポーツを避けられない場合は、前もって医師に相談しましょう。

いつまで続く?

痛みが続く期間は、妊娠週数・体質・出産経験の有無などによって異なります。妊娠週数が長いほど、子宮も大きくなっているので、子宮が縮むのにも時間がかかりやすいです。一般的に、長くても1週間程度で痛みが落ち着くことが多いです。

このような場合は、決められた検診の日を待たずに病院へ行って、診察を受けましょう。

  • 立ち上がれないほど痛みが強く、「生理痛のような痛み」と思えない
  • 38℃前後の発熱が続く

痛みがあまりにひどい場合は、子宮内感染が発生していることがあります。我慢しすぎず、おかしいと思った場合は病院へ行きましょう。

中絶後1週間程度は、入浴せずシャワーで済ませるように指導がありますが、これは子宮内感染を防ぐためです。1週間は入浴を我慢し、検診で許可が出てから入浴を開始しましょう。万が一我慢できずに入浴してしまい、痛みがひどくなった場合は、隠さずに病院で伝えてください。

ただし痛みが強いからといって、必ずしも子宮内感染が起こっているとは限りません。風邪をひいたタイミングが重なったなど、他の要因で痛みを感じていることもあります。素人では見極めが難しいため、痛みが強い場合は病院へ行きましょう。

中絶手術の痛みなしで手術してもらうことは可能?

無痛の中絶手術を行っている病院を選ぶと、痛みをほぼ感じず中絶手術を受けることが可能です。病院によって無痛の処置方法が異なりますので、ここではよくある例を紹介します。

初期中絶の場合

静脈麻酔で眠っている間に、吸引法で中絶を行うという方法をとる病院を選ぶと、痛みを感じずに中絶手術ができます。

日本では、掻爬法(そうはほう)による中絶を行なっている病院が多いですが、掻爬法は手術の時間が長引きやすく、ある程度子宮頸管を開く必要があり、痛みを感じやすいです。対して吸引法は、掻爬法に比べて短時間で手術が終了し、子宮頸管拡張材を用いた前処置が必要ないことがほとんどなので、痛みを感じづらいです。

ただし、妊娠週数が経過して胎児がある程度育っていると、吸引法での中絶を実施している病院であっても、掻爬法と吸引法の併用での手術になったり、掻爬法での手術になったりする場合があります。

点滴による静脈麻酔を取り入れている病院を選ぶと、術中の痛みを感じづらくなります。静脈麻酔を行うと、眠っている間に手術が終わるために、痛みを感じることはほぼありません。また眠っている間に手術が終わることで、手術をされている感覚もなく、辛い記憶が残りづらいというメリットもあります。局所麻酔を行って起きたまま手術を受ける病院も多数あるため、事前に麻酔の方法については確認しましょう。

中期中絶の場合

中期中絶では、無痛分娩と同じような方法をとることで、無痛での手術が可能となります。

中期中絶の場合は、子宮頸管拡張剤(ラミナリア・ラミセル・ダイラパンなど)を使った前処置が必須になります。この子宮頸管を開く前処置で痛みを感じやすいですが、前処置から麻酔を使うことで、痛みを軽減することができます。

分娩の際には、無痛分娩の際と同様に硬膜外麻酔をすることで、あまり痛みを感じずに手術を受けられます。ただし中期中絶では、分娩と同様にいきむ必要があるので、初期中絶のように静脈麻酔で眠ったままで全てを終わらせることはできません。硬膜外麻酔をしていても、胎児が出てこようとする感覚など、ある程度手術を受けている感覚があります。

中期中絶はもともと費用が高額で40〜60万円程度が相場ですが、無痛手術を希望すると、費用がさらに追加されます。20万円程度上乗せされることも、珍しくありません。事前に費用を確認した上で、無痛手術を選択しましょう。

また中期中絶は入院施設がある病院でしか実施できないため、中期中絶を実施している病院は限られています。その中でも、無痛手術に対応をしている病院を探すとなると、さらに病院の数は限られてきます。中期中絶の無痛手術を実施している病院が近所になかったり、見つけられたとしても予約が埋まっていたりする可能性があります。中期中絶で無痛手術を希望している場合は、早めに病院を調べたり予約を行なったりといった準備を始めましょう。

その他

痛みについて徹底的に配慮している病院では、このような処置も行われます。

  • 点滴などで痛みを感じないように、麻酔シールを使用してから針を刺す
  • 手術後の鎮痛薬投与を早めに行い、術後の痛みにも配慮する

ただし、このような処置を行い痛みに徹底的に配慮している病院は少数派です。痛みに徹底配慮した病院で中絶手術を受けたい場合は、早めに病院を調べて予約を行いましょう。

まとめ

この記事では、一般的な中絶の痛みについて紹介しましたが、実際に中絶手術を受ける時の痛みは、場合によって異なります。中絶の方法、妊娠週数、医師のスキル、自身の体質や体調など、様々な要素が組み合わさって、痛みの感じ方は異なります。複数回中絶手術の経験がある人は、毎回痛みの程度に差があります。

初期中絶と中期中絶を比べると、初期中絶の方が痛みを感じる場面が少ないです。「痛みが心配」と思って、中絶手術をなかなか決断できずにいると、痛みを感じる場面が多い中期中絶の時期に入ります。痛みを抑えたいなら、早めに中絶手術を決断しましょう。

中絶を行なっている病院は多いですが、無痛中絶手術に対応している病院はあまり多くありません。無痛中絶手術を希望している場合は、早めに病院を探したり予約をしたりなどの準備を進めましょう。

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