アフターピル

中出ししてもアフターピルを飲めば大丈夫?その認識は危険です

「中出ししても、アフターピルを飲めば大丈夫!」と思っていませんか?アフターピルは中出しされた後にも避妊ができる便利なお薬ですが、実はアフターピルを正しく飲んでいても妊娠することがあります。

パートナーから「中出ししたい」と言われても断らずに、アフターピルを使って毎回避妊をしている人は要注意です!アフターピルについての正しい知識を持って、望まない妊娠からご自身を守りましょう。

アフターピルは避妊率100%ではない

アフターピルを正しく飲んでも、妊娠してしまうことがあります!選択したアフターピルの種類にもよりますが、アフターピルの避妊率は94.9%で、5.1%の人がアフターピルを使用したにもかかわらず避妊に失敗します。アフターピルは、「性行為後でも確実に避妊できるお薬」ではなく、「性行為後に使うことで妊娠する確率を下げられるお薬」であると認識しましょう。

「アフターピルを飲めば避妊できるから安心」と思いがちですが、アフターピルを飲んだ時点で安心するのは早いです!アフターピルを飲んでいても、避妊に失敗する人はいます。

避妊に失敗したら、アフターピルを使用した場合でも、妊娠検査を行いましょう。妊娠検査を行って陰性が出たら、初めて避妊できたことがわかります。

また排卵日の付近はもともと妊娠しやすいため、排卵日の付近にアフターピルを使用した場合は、避妊に失敗する確率が高くなります。

「アフターピルを飲めば大丈夫」と過信するのは、絶対にやめましょう。

アフターピルの種類と妊娠阻止率比較

現在日本で多く使われているアフターピルと、それぞれの妊娠阻止率を解説します。

アフターピルの効果をあらわす数値として、『妊娠阻止率』『避妊率』の2つが用いられます。『妊娠阻止率』と『避妊率』は、似たような言葉ですが、意味が少し異なっています。

  • 妊娠阻止率:排卵日付近の妊娠しやすい時期(いわゆる危険日)に性交渉をした場合に、アフターピルを使うことで妊娠を食い止める確率
  • 避妊率:時期にかかわらず、アフターピルを使うことで妊娠を食い止める確率

本記事では、アフターピルの『妊娠阻止率』を紹介しています。

アフターピルの妊娠阻止率は、選んだピルの種類に加えて、避妊に失敗してからアフターピルを服用するまでの時間によって異なります。服用時間が早ければ早いほど、効果も高まります。

プラノバール

参照:あすか製薬株式会社

プラノバールは、中用量ピルとして広く使われているお薬ですが、アフターピルとしても使われます。避妊に失敗してから72時間(3日)後までに2錠飲み、1回目の服用から12時間後に再度2錠飲みます。この飲み方で性行為後に避妊を行う方法を、「ヤッペ法」とよびます。

プラノバール(ヤッペ法)の妊娠阻止率は以下のとおりです。

避妊に失敗してから服用するまでの時間 妊娠阻止率
24時間以内(1回目の服用時間) 77%
72時間以内(1回目の服用時間) 57%

プラノバールは決して妊娠阻止率が高いとは言えないお薬ですが、服用時間しだいではさらに妊娠阻止率が下がる可能性があります。2回目の服用時間が仕事中や深夜になってしまうと、うっかり服用を忘れてしまうことが多く、「1回目の服用から12時間後に服用」を守れなかったことが原因で、妊娠阻止率が下がることがあります。

※当院では、月経移動を目的としてプラノバールを処方しており、緊急避妊目的でのプラノバール処方は行っていません。緊急避妊薬をご希望の方には、以下に紹介するアフターピルを処方しています。

エラ

エラは、避妊に失敗してから120時間(5日)以内に飲んでも高い効果がみられるアフターピルです。日本では認可されていませんが、欧米では広く使用されていて実績のあるお薬です。

避妊に失敗してから120時間(5日)以内に、1錠飲みます。エラの妊娠阻止率は以下のとおりです。

避妊に失敗してから服用するまでの時間 妊娠阻止率
72時間以内 99.5%
120時間以内 85%

当院では、アフターピルの服用時間が避妊失敗から72時間(3日)を超える場合は、エラの服用を推奨しております。

ノルレボ

ノルレボは、日本で初めて承認されたアフターピルです。現在日本で承認されているアフターピルは、ノルレボと、レボノルゲストレル(ノルレボのジェネリック医薬品)のみになります。

避妊に失敗してから72時間(3日)以内に、1錠服用します。ノルレボの妊娠阻止率は以下のとおりです。

避妊に失敗してから服用するまでの時間 妊娠阻止率
24時間以内 95%
72時間以内 85%

当院では、先発品のノルレボ、ジェネリック医薬品のレボノルゲストレル(日本製)・アイピル(海外製)を用意しております。ジェネリック医薬品を選択すると、価格を抑えることができます。

妊娠阻止率の比較

アフターピル別の妊娠阻止率を比較しました。

薬剤名 妊娠阻止率
プラノバール 77%(24時間以内の服用)
57%(72時間以内の服用)
エラ 99.5%(72時間以内の服用)
85%(120時間以内の服用)
ノルレボ 95%(24時間以内の服用)
85%(72時間以内の服用)

服用時間が早ければ早いほど、妊娠阻止率が高くなります。しかしもっとも妊娠阻止率が高いエラも、72時間以内の妊娠阻止率が99.5%であり、「絶対に大丈夫」とは言い切れません。「アフターピルがあるから安心」と考えるのではなく、アフターピルはもしもの時の最終手段であると捉えましょう。

プラノバールは、正しく服用できた場合も妊娠阻止率が低く、吐き気や嘔吐などの副作用が起こるケースが多いため、現在は使用されることが減りました。当院では妊娠阻止率が高く、副作用の発生頻度も低い「エラ」と「ノルレボ」を処方しております。

安易に中出しするのは危険

「あとでアフターピルを使えばどうにかなるだろう」と思い、安易な気持ちで中出しをするのは危険です。

アフターピルを使えば、性行為後にも妊娠を阻止することができますが、その確率は100%ではありません。特に排卵日前後は妊娠する確率が高いため、アフターピルを使用しても妊娠してしまうことがあります。また生理周期が整っていない人は、排卵が起こる時期をピンポイントで把握できないため、さらに不安が高まります。

生理前は一般的に妊娠しづらい時期ではありますが、精子の寿命は長く2〜3日程度と言われているので、生理前でも妊娠することはありえます。「安全日だから」と中出しをすることは、決して安全であるとは言えません。

アフターピルは、コンドームが外れたり破れたりしてしまった場合や、レイプなど望まない性行為をしてしまった場合の緊急用として使いましょう。アフターピルは決して日常的に使うものではありません。

「アフターピルを飲んで避妊に失敗するなんて、滅多にないよね?」と思っているあなたは、ぜひこちらの記事も合わせて読んでみてください。アフターピルを飲んでいても避妊に失敗するときの理由や、避妊に失敗した体験談を紹介しています。

外出しも同じように危険

外出し(膣外射精)を行って避妊している人も見受けられますが、外出しは意外と避妊に失敗することが多く、安全な方法ではありません。

理想的な状態で外出しができた場合の避妊率は96%ですが、理想的な状態でない場合も含め、外出しをしている人全体の避妊率は78%です。22%もの人が避妊に失敗するという、安心できない方法であることを理解しておきましょう。

避妊率が高くない理由としては、2つのことが挙げられます。

  • 射精のタイミングをコントロールできないことがある

外出しをするには、射精の直前で膣内からペニスを抜く必要があります。しかし、射精のタイミングを毎回適切にコントロールできるとは限らないので、直前でペニスを抜くことができない場合もあります。よって理想的な状態の外出しができないことがあります。

  • カウパー腺液(いわゆる我慢汁)にも精子は含まれる

実は、カウパー腺液(いわゆる我慢汁)にも精子が含まれています。カウパー腺液に含まれる精子の量は決して多くはありませんが、少しでも精子が膣の中に侵入すれば、妊娠することはあります。

日常的に避妊したいなら低用量ピルがおすすめ

アフターピルの避妊率を正しく知ると、アフターピルを服用しても妊娠検査を受けるまでは不安な日々が続き、「アフターピルを飲んだから安心」とは決して思えないようになります。またアフターピルはあくまでも緊急用として使うものであり、毎月のように使うものではありません。

日常的な避妊には、低用量ピルを使用しましょう!低用量ピルは、女性が主体となって避妊できる方法で、避妊率が非常に高いです。飲み忘れがない場合の避妊率は99.7%で、アフターピルよりも高い確率で避妊ができます。

使い方は、毎日自分で決めた時間に1錠飲むだけです!とても手軽な上に、高い確率で避妊ができます。ジェネリック医薬品を選べば、2,200円(28日分)から購入することができて、1日あたりの負担額は100円以下です。

時間に追われながらアフターピルを飲み、飲んだ後も不安な日々を過ごすことに比べると、1日100円以下の負担で手軽に避妊できるメリットは格段に大きいです。

アフターピルは、多量の女性ホルモンを摂ることで強引に排卵を止めるという仕組み上、わざとホルモンバランスを乱したり生理周期を乱したりすることにもつながります。大きな副作用がなかった場合も、だるさが続くなどの症状を感じることはよくあります。

アフターピルを使ってみたものの、「もうこんな不安やだるさを味わいたくない!」と感じる人は少なくありません。

低用量ピルは、少量の女性ホルモンを継続的に摂るので、ホルモンバランスの乱れや生理周期を整えることにも効果的で、生理に関するお悩みが解決します。ご自身の健康を守るためにも、困ったときにアフターピルを使うのではなく、継続的に低用量ピルを使って避妊しましょう。

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