ダウン症の子供との接し方|ダウン症児の育て方や知っておきたい前提知識を医師が解説します!

出生前診断

「ダウン症の子供をどう育てれないいのだろう?知りたい」
あなたは今、そうお考えではありませんか?

ダウン症の子供がいるけど、これから大きくなるにつれてどのように育てていけばいいのだろう。
もし、ダウン症の子供の育て方について簡単に知れたら理想的ですよね。

そんなあなたに朗報です。
この記事では現役の医師がダウン症の子供の育て方について詳しく解説しています。

さらに、この記事ではダウン症の子供を育てる上で知っておきたい知識まで紹介しているので、ダウン症の子供の育児に対して不安がなくなります

今回はダウン症の子供を育てる上で知っておきたいこと、ダウン症の子供の育て方・接し方について解説していきます。

ダウン症の子供のことを深く理解して育児の不安を軽減するために、この記事がお役に立てば幸いです。

ダウン症の子を育てる上で知っておきたいこと

ダウン症の子を育てる上で知っておきたいこと

ダウン症の子供を育てる上で親が知っておきたいことを紹介します。

  • 会話が苦手である
  • 耳が聞こえにくい
  • 成長が遅い
  • 運動能力が低い
  • 病気にかかりやすい
  • 育てるにはお金がかかる
  • 情報が少ない
  • 親に精神的な負担がかかる

会話が苦手である

会話が苦手である

ダウン症の子供は話すのが遅く、話した内容が不明瞭で聞き取りづらいといった特徴があります。

これは「言葉を聞き取る力」と聞き取った言葉を「一時的に記憶する力(ワーキングメモリ)」が未熟であることが原因です。

また呼吸器系の合併症や口の筋肉の発達がゆっくりであることも影響していると考えられています。

このため、ダウン症の子供は話し始めるのが遅く、吃音である子供が多いです。

耳が聞こえにくい

耳が聞こえにくい

ダウン症の子供は難聴になることがあり、症状が重い場合には声を掛けても反応しない、発声が少ないといった問題が生じることもあります。

実際に、2010年3月から2016年11月までに東京都立小児総合医療センター遺伝科を受診したダウン症児298例のうち46例に異常が見つかりました。

ただし、ダウン症児は聴力が改善する例も多く、上記の例の場合、半数以上は経過中に聴力が改善しました。

耳が聞こえないと、相手の話していることが聞こえないだけでなく、言語能力の習得が遅れるといった障害もあります。

成長が遅い

成長が遅い

ダウン症の主な症状として成長のスピードがゆっくりであることが挙げられます。これは身体的な成長だけでなく、精神的な成長や言語能力、運動能力など発育全般の速度がゆっくりです。

赤ちゃんのうちはそこまで成長の速度に差は目立たないものの、ハイハイを覚えるのが遅い、言葉を喋り始めるのが遅いなど、3~4歳になる頃には周りの子との差を感じるようになります。

その差は次第に広がっていき、小学校に上がる頃の知能指数は周りの子に比べて半分程度しかないことがわかっています。

成長が遅いことを知っていないと、無理な教育を行なってしまい子供にとっても親にとっても悪影響が出てしまいます。

また、同じダウン症であっても個人差が大きいことを認識して正しく理解しましょう。

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運動能力が低い

運動能力が低い

ダウン症の子供の運動能力に関する実験では、体力テストや運動能力テストの結果から健常者に比べて全体的に運動能力が劣ることが指摘されています。

ダウン症者は常に身体の動揺があり、平衡性の能力が自閉症者に比べて劣ることが分かっています。これによって運動能力全般に影響が出ていると考えられています。ただし、加齢に伴い能力が成熟していくことも示されています。

また、心臓に障がいのある子供たちも多いことも関係しています。ダウン症児がマラソン等の激しい運動を行う場合には必ず医師の診断を受けた上で行う必要があります。

一般の子と比べてできないことやリスクもあるため、特別支援クラスなどでは担任の先生の他に支援員の方などがついています。

病気にかかりやすい

病気にかかりやすい

ダウン症の子供は合併症を発症しやすく、特に心臓疾患や消化器系の異常、目や耳の病気などを発症するケースが多いです

実際に1975年ごろまではダウン症の合併法によって幼少時に亡くなってしまう子供も多く、平均年齢は10歳程度でした。

現在は医療の発達により幼少時のリスクは減ったものの、合併症には十分に注意する必要があります。

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育てるにはお金がかかる

育てるにはお金がかかる

定期的に病院に行ったり、薬を購入したり、リハビリに通ったりなど、ダウン症の子供を育てるには多くの医療費や教育費がかかります

このようなことを危惧してか、出生前診断を受けた家庭のうち、中絶した割合は低所得者層が多いことが分かっています。

実際にダウン症の子供を育てる上で精神的な面だけでなく、経済的に苦労されている家庭も多いです。

情報が少ない

情報が少ない

ダウン症に関する情報は少なく、正確でない情報も多いのが現状です。

50年ほど前までは、ダウン症に対する偏見が大きかったことやダウン症の寿命が短く、支援の仕組みが整っていないことが原因だと考えられます。

ダウン症患者のための施設も増えたり、2013年に公益財団法人ダウン症協会(JDS)が発足したりなど、近年では少しずつ制度が整えられ、情報も増えつつあります。

しかし、まだまだ情報は不十分なため苦労している親御さんも多いです。

親に精神的な負担がかかる

親に精神的な負担がかかる

ダウン症の子供を育てることは精神的に負担が大きく、うつになってしまう親も少なくありません

ダウン症の子供は行動上の問題があったり、注意をしてもきかなかったりなど一般の子供よりも育児に負担がかかります。また、子供にひどく怒ってしまったり、子供を愛せない自分を責めたりなど、親を苦しめる原因は様々です。

また、配偶者からのサポートが得られなかったり、病気に関する情報を得にくい環境にいる場合にはうつの傾向がより高まることがわかっています。
データ元:https://www.kurumeu.ac.jp/uploaded/attachment/2384.pdf

ダウン症の子供の育て方・接し方

ダウン症の子供の育て方・接し方

ダウン症の子供の育て方や接し方のポイントを解説します。

  • 分かりやすく伝える
  • 成長を見守りゆっくり教える
  • 自信を持てるように褒める
  • スポーツをさせる
  • 支援制度を利用する
  • 定期的に病院に行くダウン症の親と交流する
  • 施設に相談する

分かりやすく伝える

分かりやすく伝える

ダウン症の子供は言葉の情報を捉えることが苦手なため、ゆっくり、はっきり、繰り返して話してあげることが大切です

また、言葉の理解は苦手ですが、視覚的な情報を捉えることは得意だと言われています。話すときには身振りや絵、文字などを交えることで伝わりやすくなります

絵本の読み聞かせは、理解しやすいだけでなく、親子の親密度が高まり信頼関係が強くなるなど、ダウン症の子供にもおすすめです。

成長を見守りゆっくり教える

成長を見守りゆっくり教える

ダウン症の子供は他の子供に比べて発達が遅いため、焦らず見守ってあげることが大切です

また、ダウン症の子供は成長は遅いですが、成長しないわけではありません。ゆっくりと時間をかければ必ず成長していきます。中には大学まで進学するダウン症の患者さんもいらっしゃいます。

成長には個人差が大きいため、周りの子や他のダウン症の子供と比べるのではなく、その子に合わせた教育をゆっくりと行ってあげましょう。

自信を持てるように褒める

自信を持てるように褒める

ダウン症の子供は明るく元気だと思われがちですが、非常に繊細で精神的に緊張しやすい傾向があります

特に新しい環境や慣れない環境になると緊張して吃音に繋がることもあります。また、成長が遅いため周りとの差を感じてしまうかもしれません。

ダウン症の子供の自尊心を高めるために、親御さんがたくさん褒めてあげることが大切です

小さなことでも良いので、できたことや成長したことを褒め、得意なことや可能性を見出してあげましょう。

スポーツをさせる

スポーツをさせる

運動能力を向上させるためにスポーツをすることはダウン症の子供にも有効な手段です

ダウン症の子供はボールの位置や方向、距離を認識することが得意なため、サッカーや野球などの球技の習い事をやってみると良いでしょう。

他の子供と一緒にスポーツをすることで同年代の子供と仲良くなれたり、家族以外の人との関わり方を学ぶことができます。

定期的に病院に行く

定期的に病院に行く

ダウン症の子供は合併症を発症リスクが高く、病気に気づくのが遅れると寿命の低下に関わってしまいます

そのため、6歳までは3~6ヶ月に1回、6歳以降は6~12ヶ月に1回病院に通う必要があります。

最近ではダウン症に特化した診療科を備えた病院があるなど、ダウン症に対する理解のある病院・医者も増えています。ダウン症の診療は長期的に診ていく必要があるため、近くの信頼できる病院を見つけましょう

支援制度を利用する

支援制度を利用する

日本にはダウン症患者を支援する制度が複数存在しています。

  • 療育手帳:福祉サービスや各種料金の割引など。自治体ごとに異なる。
  • 身体障害者手帳:生活必需品や各種料金の割引など。自治体ごとに異なる。
  • 特別児童扶養手当:毎月3万~5万円を支給。重症度によって金額は異なる。
  • 障害児福祉手当:毎月1.5万円を支給。
  • 小児慢性特手疾病医療費情勢制度:医療費の負担を軽減。
  • 療育施設:ダウン症児の発達を促す活動や訓練を実施。

ダウン症の子供を育てるにはお金がかかりますが、多くの支援制度が用意されているため、一度検討してみてはどうでしょうか。

ダウン症の親と交流する

ダウン症の親と交流する

ダウン症に関する情報は少なく、家族や友人と相談しても欲しい答えが得られないことも多いです。

ネットにある情報もまだまだ不十分で正確でないことも多いため、ダウン症の子供を育てている親御さんと交流することをおすすめします

最近ではSNSやブログで子供がダウン症であることを公表していることも多く、遠くにいても直接相談することもできるため、一人で考え込まないようにしましょう。

施設に相談する

施設に相談する

ダウン症の子供を育てることは非常に多くの苦労を伴うため、親に大きな負担がかかります。

実際に育児や生活のストレスを感じたり、子供を愛せないと悩む親御さんもいらっしゃいます。

実際に育てている悩みは親や周りの人にもなかなか理解されにくいため、ダウン症の子供を受け入れている施設に相談するか、カウンセリングを受けることをおすすめします。

ダウン症の子供 まとめ

ダウン症の子供 まとめ

今回はダウン症の子供について説明しました。

  • 会話が苦手、耳が聞こえにくい:分かりやすく伝える
  • 成長が遅い:成長を見守りゆっくり教える
  • 運動能力が低い:スポーツをさせる
  • 病気にかかりやすい:定期的に病院に行く
  • 育てるにはお金がかかる:支援制度を利用する
  • 情報が少ない:ダウン症の親と交流する
  • 親に精神的な負担がかかる:施設に相談する

ダウン症の子供を育てることは大変で、実際に多くの親御さんが悩まれています。正しい知識を理解することでダウン症の子供の育て方や接し方に対する不安を解消するために、この記事がお役に立っていれば幸いです。

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東京プレイヤーズクリニック院長。2016年に帝京大学医学部卒業後、都内の病院にて臨床研修を経て2018年9月に東京プレイヤーズクリニックを恵比寿に開設。累計500人以上の患者を診察する人気医師。

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