「ダウン症の子供が生まれる確率ってどのくらいなんだろう?」そのようにお悩みではありませんか?
たしかに出産を控えていると遺伝や年齢が原因で子供がダウン症を患って生まれてくるのか不安になりますよね。
そこでこの記事では母体の年齢別にダウン症の子供が生まれるくる確率について解説します!またダウン症の発症確率に関する基礎知識や年代別の陽性的中率だけでなく、ダウン症の子供が生まれてくる確率が高い時にどうすべきかまで解説するので、もう悩むことはなくなるはずです!
早速ダウン症の確率について学んでいきましょう!
目次
ダウン症の発症確率の基礎知識
ダウン症は21番染色体が3本あることによって生じる先天性疾患です。

まずはダウン症の発症確率の基礎知識について解説します。
ダウン症は母体の年齢が上がるにつれて発症確率が増加する
ダウン症の発生確率はは遺伝や出産経験とはほとんど関係なく、原始卵胞の数に依存すると言われています。
女性は生まれる時には約200万個の原始卵胞を持っていますが、思春期・生殖年齢の頃には約20~30万個まで減少し、その後も一回の月経の周期に約1000個が減少していると言われています。
そのため母体の年齢が上がるにつれ原始卵胞の数が少なくなりダウン症の子供が生まれる確率は高くなります。
出生前診断による判定は年齢が上がるにつれて精度が上がる
年齢が上がるとダウン症の発症確率も上がる一方で、出生前診断によるダウン症の判定確率も上がります。
20代の頃には陽性判定確率が50%程度しかないと言われているので若いうちから検査を受けても気休め程度の効果を得ることしかできません。また確定検査の羊水検査や絨毛検査はわずかですが流産のリスクもあります。
そのためダウン症の確率も陽性判定確率もある程度高くなった30代以降に出生前診断を受診することが推奨されています。
出生前診断にはリスクがほぼなく手軽に精度の高い検査ができるNIPT(新型出生前診断)がおすすめです!メディオンクリニックではNIPTの無料相談を行っているので、まずはLINEでご相談ください。
年齢別のダウン症の発症確率
厚生労働省のデータを元に母体の年齢別のダウン症の発症確率と、NIPTによるダウン症の陽性判定確率をまとめました。
出典:厚生労働省「不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方に関する検討会報告書」
20代
母体の年齢が20歳で0.06%、25歳で0.08%の確率で胎児がダウン症を発症します。
20代のうちはダウン症の発症確率は低いため検査を行う人が少なく十分な測定結果は出ていませんが、陽性的中率はおよそ50%と予想されています。
そもそもダウン症の発症確率が低く、検査を行っても陽性的中確率が50%程度であるため、20代のうちは無理して出生前診断をおこなわくてもいい場合がほとんどです。
母体の年齢 | ダウン症の発症確率 | NIPTによるダウン症の陽性的中確率 |
---|---|---|
20歳 | 0.06% | – |
25歳 | 0.08% | ~61.30% |
30代
母体の年齢が30歳で0.11%、33歳で0.16%の確率で胎児がダウン症を発症しますが、それ以降急激に発症確率は上昇し、35歳では0.26%、39歳では0.73%の確率でダウン症を発症します。
NIPTによるダウン症の陽性的中率は30歳で61.30%、35歳で79.90%です。
30代の10年間でダウン症の発症確率は約7倍程度に増加しある程度陽性的中率も信頼にたりものになるため、35歳ごろから出生前診断を受ける人が大きく増えます。
母体の年齢 | ダウン症の発症確率 | NIPTによるダウン症の陽性的中確率 |
---|---|---|
30歳 | 0.11% | 61.30% |
31歳 | 0.11% | – |
32歳 | 0.13% | – |
33歳 | 0.16% | – |
34歳 | 0.20% | – |
35歳 | 0.26% | 79.90% |
36歳 | 0.34% | – |
37歳 | 0.44% | – |
38歳 | 0.57% | – |
39歳 | 0.73% | – |
40代
40代からはさらにダウン症の発症確率は急激に上昇します。40歳では0.94%だったのが41歳には1.22%、49歳には9.09%と約10人にひとりの確率まで上昇します。
40歳にはNIPTによるダウン症の発症確率も93.70%になるのでかなり正確にダウン症の出生前診断が行えます。
もし事前に胎児がダウン症かどうかを知りたい場合には、40代であればNIPTを実施するのがおすすめです。
母体の年齢 | ダウン症の発症確率 | NIPTによるダウン症の判定確率 |
---|---|---|
40歳 | 0.94% | 93.70% |
41歳 | 1.22% | – |
42歳 | 1.56% | – |
43歳 | 2.00% | – |
44歳 | 2.63% | – |
45歳 | 3.33% | – |
46歳 | 4.35% | – |
47歳 | 5.56% | – |
48歳 | 7.14% | – |
49歳 | 9.09% | – |
ダウン症の子供が生まれる確率が高い場合はどうすればいい?
母体の年齢が高くダウン症の発症確率が高い場合には、もし出生前診断で陽性であった場合に産むのか堕すのかを決めるのがおすすめです。
もし陽性と判定されていても産むと決めているのであれば出生前診断を受ける必要はありません。もし陽性判定だった場合には中絶をすると決めているのであれば出生前診断を受診するのが良いです。中絶に関しては倫理的な是非がありますが、実際にはダウン症と判定された人の9割が中絶を選択しています。
もちろん出生前診断を受けてから産むのかおろすのかを決めることもできますが、検査結果が分かった頃には胎児が大きくなり罪悪感が増して大きな精神的ショックを受ける方もいますので、出生前診断を受ける前にどうするかを決めるのが推奨されています。
ダウン症の子供が生まれる確率 まとめ
今回はダウン症の子供が生まれる確率について解説しました。
ダウン症の発症確率は20歳では0.06%ですが、年齢と共に発症確率は上がり49歳には9.09%になります。もし不安なようであれば、よく考えた上でまずは出生前診断を受診してみてください。
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