中絶

【中絶体験談】出産か、中絶か悩んでいるあなたへ

「出産するか中絶するかを迷っていて、ほかの女性の体験談を聞きたい」

「中絶しても良いのか悩んでいる」

日ごろ避妊をしっかり行っていても、思いがけず妊娠してしまうことはあります。ある日突然降りかかる妊娠という事実にどうしたら良いのかわからず、誰にも相談できずにそのまま放置してしまう女性も少なくありません。

そこでこの記事では妊娠発覚後出産するか妊娠するかを迷っている女性に向けて、実際の中絶体験談を交えながら出産、中絶両面のリスクについて詳しく解説していきます

中絶するか出産するかを迷っている方は、ぜひ参考になさってください。

人工中絶ができる条件

人工妊娠中絶とは、「胎児が母体の外に出ると生きていくことができない時期に人工的に胎児とその附属物を母体から取り出すこと」です。これは母体保護法※という法律で定められていて、人工妊娠中絶はこの母体保護法に沿って行われなければいけません。

※母体保護法とは・・母体の生命健康を保護するために、不妊手術及び人工妊娠中絶手術に関する事項を定めている法律

母体保護法では、人工妊娠中絶ができる条件を以下のように定めています。

引用:厚生労働省 母体保護法

母体保護法で定められている人工妊娠中絶ができる条件を簡単にいうと、以下の通りです。

  1. 経済的に妊娠を継続すること、または出産することが難しい
  2. 妊娠の継続、出産が母体の健康を著しく害する可能性がある
  3. 性暴力被害

現実的には、①の理由で中絶を選択する女性が大半を占めています。

日本の中絶件数

日本の中絶件数は平成29年度で約16万件となっていて、年々少しずつ減少しています。平成29年度の中絶件数を年齢階級別に見ると、以下の通りです。

総数 13歳未満 13歳 14歳 15歳 16歳 17歳 18歳 19歳
164,621 12 34 172 518 1,421 2,335 3,523 6,113
20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳
39,270 32,222 33,082 29,641 14,876 1,363

出典:厚生労働省 平成29年度衛生行政報告例の概況

平成29年時点の中絶件数は、20~24歳が最も多い結果となっています。これは同年に限ったものではなく、中絶件数は例年20~24歳を筆頭に次いで25歳~29歳、30~34歳の順で多く、全年齢のうちの大半を若い世代が占めています。

では、妊娠が発覚した女性のうち何割の女性が中絶を選択しているのでしょうか。平成29年の出生数は約97万件であり、この出生数と上記の中絶数から各年齢階級別の中絶選択率を算出すると以下の通りです。

年齢(歳) 出産数 中絶数 中絶選択率
20歳未満 9,898 14,128 59%
20~24 79,265 39,270 33%
25~29 240,933 32,222 12%
30~34 345,417 33,082 9%
35~39 216,937 29,641 12%
40~44 52,099 14,876 22%
45~49 1,511 1,363 48%
全年齢 946,060 164,621 15%

参考:厚生労働省 平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況

20~24歳の中絶選択率が約3割である一方、20歳未満の女性の中絶選択率は約6割と非常に高いものとなっています。

20歳未満(高校生・大学生を含む)の中絶実態

前項でご紹介した通り、平成29年の未成年(20歳未満)の中絶件数は約1.4万件、出生数は約1万件となっていて、妊娠した未成年女性のうちの約6割が中絶を選択しているのが現状です。

未成年女性の多くが中絶を選択するのには、学業との両立が困難なことや収入がないこと、パートナーと未婚、親の反対など、さまざまな理由が挙げられます。

<未成年者の中絶を選択した理由>

中絶理由 割合
収入が少なく育てることができない 67.7%
若すぎる 63.7%
未婚 46.3%
子育てに自信がない 44.2%
学業に支障が出る 38.7%
親の反対 27.3%

参考:日本産婦人科医会医療対策委員会 10代の人工妊娠中絶についてのアンケート結果(平成15年)

未成年の場合妊娠が発覚してもどうしたら良いのか分からずに一人で悩んでしまう方も多く、それによって中絶手術を受ける時期が遅くなる傾向にあります。特に妊娠12週以降※に手術を行う割合が各年齢階級の中で最も高く、未成年者ほど体に負担のかかる中絶手術を受けているのが実情です。

※妊娠12週以降の中絶手術・・子宮収縮剤を使用して人工的に陣痛を起こし流産させる手術方法を取る。身体への負担が大きく、数日間の入院も必要となる。

中絶を選択するということ

中絶を行うと、その後さまざまな問題に直面します。ここでは中絶を選択した方の体験談を交えつつ、中絶がその後にもたらす精神面の影響・費用・リスクの3つについて解説していきます。

精神面

中絶は女性の心に大きな傷を残すものです。産んでられなかったこと、自分たちの都合で赤ちゃんの命を奪ってしまったことに自責の念を抱く女性は多く、SNS上でも中絶を行ったことを後悔する投稿が数多く見られます。

中絶は手術自体の痛みよりもその後の女性の心に与える影響の方が大きく、産んであげることができなかったことに対する悔しさや辛さを訴える声は後を絶ちません。中には10年以上が経過しても当時の辛さを忘れられずふと思い出しては涙するという方もいるほどで、このことからも中絶が心に与える傷の深さは相当なものであることが分かります。

費用面

中絶費用は保険適用外となるため、中絶にかかる費用は全額自分で用意しなければいけません。中絶費用は中絶を行う時期によって異なり、費用相場は以下の通りです。

  • 妊娠初期(妊娠12週未満):8~15万円程度
  • 妊娠中期(妊娠12週以降):30~50万円程度

このように、中絶にかかる費用は非常に高額です。特に妊娠中期になると費用はさらに高額になるため、費用面、身体的負担の大きさの観点からも中絶を行う場合にはできるだけ早期に診察を受ける必要があります。

SNS上でも、高額な中絶費用の捻出に苦しむ女性の投稿が散見されます。

妊娠12週以降に中絶手術を受けた場合には「出産」となるため、出産育児一時金(一児につき一律42万円)が支給されます。ただし妊娠12週以降に行う中絶手術は、女性の心身に大きな負担をかけるものです。

中絶は初期に行った方が費用や身体への負担が格段に少なくなります。繰り返しにはなりますが、妊娠が発覚したら中絶するか出産するかを迷っている段階であってもできるだけ早く病院に行って医師に相談することが何より大切です。

中絶手術のリスク

中絶手術にはさまざまなリスクが伴います。また妊娠12週以降の中期に行う中絶手術の方が、妊娠12週未満の初期よりもリスクが高くなるため注意が必要です。以下で中絶手術のリスクとして代表的なものを列挙し、ご紹介します。

<合併症リスク>

  • 感染症
  • 子宮頸管の損傷
  • 子宮穿刺
  • 腹膜炎
  • 大量出血

 

<中絶手術後に起こる可能性の高い症状>

  • 生理痛程度の痛み
  • 生理のような出血
  • 気持ち悪い・嘔吐
  • 胃のムカムカ
  • 頭がぼーっとする
  • めまいや頭痛
  • 逆行性健忘
  • PTSD(心的外傷ストレス)

このように、中絶手術にはさまざまなリスクがあります。その後の妊娠に支障をきたすほどの合併症は非常にまれな事例ではありますが、専門の医師がどれだけ慎重に慎重を重ねても合併症リスクをゼロにすることはできません。

「中絶手術を受けるとその後妊娠しにくくなるのではないか」と不安を抱いている方は多いかと思いますが、正しく行われた中絶手術で不妊になることはほとんどないのが現状です。

しかし中絶手術によって精神状態が不安定になり女性ホルモンのバランスが崩れれば、生理周期が乱れたり排卵が正常に行われなくなったりして妊娠しにくい状態に陥る可能性はあります。

出産を選択するということ

出産は本来大変幸せなことではありますが、その一方で出産後は生活が一変するため数々の問題が生じます。ここでは、出産後に直面する問題として経済面・精神面・生き方の変化の3つを取り上げ解説していきます。

経済面

出産後の問題としてまず直面するのが、経済的負担の増加です。特に若くして出産した女性の場合、仕事と生活・育児の両立の難しさから低学歴、低収入になりやすいといわれています。

またシングルマザーになると生活はさらに困窮するとされていて、日本のシングルマザーの貧困率は非常に高いのが現状です。シングルマザーの貧困率が高い理由には、以下が挙げられます。

  • 正規雇用に就くことが難しい
  • 子供が幼いころに離婚することが多い
  • 養育費をもらうことができない

離婚によってシングルマザーになった世帯はシングルマザーの場合で約8割と、その大半を占めます。また離婚時期は子供が小学校に入学する前の幼い時期であることが多く、育児に時間を要するために正規雇用の仕事に就くことが難しい状況に陥ってしまう傾向があります。

それらに加え日本における養育費の受取率は非常に低く、ひとり親世帯全体のうち養育費をもらっている割合は約20%程度と低いのが実情です。これには「相手とのかかわりを持ちたくない」「相手に養育費を支払う金銭的余裕がない」などのさまざまな理由がありますが、養育費の不払いはシングルマザーの貧困を助長する一つの要因となっています。

精神面

出産後は生活が一変します。特に産後間もないころは、体の回復もままならない状態で授乳やおむつ替えなどを昼夜問わず行わなければいけません。これにより慢性的な睡眠不足になりがちで、その結果精神的に不安定な状態に陥る産後鬱の症状を発症する女性が一定数います。産後鬱の症状は、以下の通りです。

  • 情緒不安定
  • 怒りっぽくなる
  • 極度の疲労感
  • 不眠または過眠
  • 食欲がない、または過食
  • 自殺願望

産後鬱は出産をした女性の約10~15%の方が発症するといわれていて、出産を経験した女性にとっては決して珍しいものではありません。適切な治療を行わなかった場合これらの症状は数か月から数年にわたって続くこともあるため、症状を自覚したらできるだけ早く治療を開始することが大切です。

また長らく社会問題化している児童虐待には、この産後鬱が深く関係しているともいわれています。産後の生活の変化やホルモンバランスの崩れ、育児ストレスなどの要因が重なって感情のコントロールが効かなくなったことで虐待に走ってしまう事例は数多く報告されています。

生き方が変わる

産後の女性は子育てに追われ、出産前のように自分の時間を満足に取ることが難しくなります。子供が幼いころは時短勤務になることも多く、また子供が病気になったりけがをしたりすれば数日にわたり仕事を休まなければいけないのが現状です。そのため以前のように働くことができず、泣く泣く仕事を辞めて専業主婦や時短で働くことができる非正規社員やパート、アルバイトなどの仕事に就く方も少なくありません。

出産後の女性は本人の希望とは反し、それまでの生き方を変えざるを得ない状況に陥る可能性が高いといえます。これらの状況を不安視して育児と仕事、生活の両立が困難であることを理由に子供を持つことを躊躇する女性は年々増えていて、近年の日本が抱える少子化の要因のひとつとなっています。

100%避妊できる方法は存在しない

最も多くの方が利用する避妊方法としてはコンドームが挙げられますが、実はコンドームの避妊成功率はそれほど高くはありませんコンドームの避妊率は一般的な使用の場合で約87%とされていて、これは逆を返せば普通に使用したとしても約13%の女性が妊娠していることを意味しています。

コンドームの避妊率についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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現状最も避妊率が高い避妊方法は低用量ピルであり、正しく服用すれば99%以上の高い確率で避妊ができます。ただし毎日継続的に服用する必要があり、飲み忘れなどがあると避妊成功率は下がってしまうため注意が必要です。また低用量ピルでは性感染症予防はできませ

ほかの避妊方法にはミレーナ(子宮内避妊具)や去勢手術などがありますが、将来的に妊娠を希望しているのであれば低用量ピルと性感染症予防ができるコンドームの併用が現状できる最も安心な避妊方法といえます。

まとめ

中絶は女性であれば誰でもなり得る状況です。日ごろから避妊を行っていても、望まない妊娠をしてしまうこともあるでしょう。中絶を経験した女性の中には妊娠が発覚しても周りに相談することが出来ずに一人で抱え込んでしまい、結果として中絶時期が遅れ身体に過度の負担を強いられているケースが数多く見られます。

妊娠が発覚したら出産するか中絶するかを一人で悩むのではなく、パートナーや信頼できる周りの人にできるだけ早く相談することが大切です。

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